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ジャズの神様の思し召しのままに

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2005年05月17日
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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:★★★★☆
今日のCDはアート・ブレイキーの裏名盤"The Jazz Messengers"だ。

このCDはブレイキー名義のはずなのに、ホレス・シルバー作品の味わいがあるところが裏名盤なのだ。それでは表名盤は何かというと、"Horace Silver and The Jazz Messengers (BN-1518)"なのである。メンバーはトランペットがケニー・ドーハムからドナルド・バードに変更となっているが、このドナルド・バードの調子が良い。「ドナルド・バードが好調な作品は大当たり」という猫麻呂の法則通りである。B級アイドルのハンク・モブレーは相変わらずマニア心を刺激するようなプレイを聞かせてくれるだけでなく、モブレー作曲が3曲もある。

聴きどころは、シルバー作曲の2曲だろう。"Nica's Dream"はジャズ曲の中でも屈指のカッコイイ曲だ。シルバー名義の作品では"Horace Scope"でもこの曲を演奏しているが、私はしっとり感のあるブレイキー盤の方が好きだ。もう1曲の"Ecaroh"(逆から読むとHoraceね)は、凝ったテーマの曲で凄くカッコイイ曲だが、こちらは他のジャズマンはあまり取り上げていないようだ。

その他の聴きどころとしては、1曲目のモブレー作"Infra-Rae"のテーマがカッコよいが、バードがビル・ハードマン並みの慌て方をしているのが微笑ましい、3曲目"It's You or No One"でソロの後に登場するセカンドテーマがカッコよい、6曲目"The End of Love Affairs"がラテン調で妙に能天気なハードバップになっている、7曲目の"Hank's Symphony"はドラム・フィーチャーの曲なのにシンフォニーというのが笑える・・・というところか。

いろいろと茶化しながら書いたが、このCDは正統派ハードバップ作品として非常に良く出来ていると思う。満点あげられないのは、録音が悪いため。

猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)
Art Blakey / The Jazz Messengers (Columbia)
The Jazz Messengers





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最終更新日  2005年05月18日 00時10分04秒
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