テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:★★★★
シャーリー・スコットの作品は元ダンナのスタンリー・タレンタインとのコンビよりもロックジョーとのコンビの方が好きだ。ロックジョーのテナー・サックスは顔に似合わずサラっとしていて、スコットの音楽性とよく合っているのではないかと思う。
この作品はロックジョーのクック・ブック・シリーズと同日セッションのようである。リズムセクションにはスコットの相棒のアーサー・エッジヒルと、舌を噛みそうな名前で有名なジョージ・デュヴィヴィエである。ベースが入っているところがスコットの弱いところでもあり、聴きやすいところでもある。ホーンにはロックジョーの相方としてジェローム・リチャードソンがテナーとバリトン&フルート持ち替えで参加し、色を添えている。2テナーの曲では、グリフ&ロックのようなアレンジが施されており、ファンとしては嬉しくなってしまう。クック・ブックと同様、このような作品が国内盤としてキチンと発売されないのが残念である。 私のCDは米国OJC盤なのだが、裏面に記載されている曲順と収録順が全く合っていない。(allmusicで紹介されている曲順も間違い。)いい加減さで有名なプレスティッジ・レーベルにちなんで曲順も適当に並べました、という芸の細かさなのかもしれないが、スタンダード以外はどの曲を演奏しているのか良く分らないという困りものなのである。いつもなら各曲ごとの感想を並べるのであるが、このCDではそれも出来ない。本当にいい加減なCDだが、内容がかなり良いだけにもったいない。 猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5) Eddie 'Lockjaw" Davis with Shirley Scot / Smokin' ( お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月25日 23時34分50秒
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