テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:★★★☆
今日もドーハムから1枚。このCDはロッキー・ボイドというテーナーマン名義の"Ease It"というディスクと、デイブ・ベイリー名義の"Bash!"をカップリングして、ドーハム名義で売っているもの。しかも、"da music"というレコード会社はドイツの廉価盤で有名なところ。(音質が良いので超お得。)こういう胡散臭いCDなのだが、ロッキー・ボイドのCDに千円以上は払いたくない、という人には丁度いいCDだ。デイブ・ベイリーのセッションは改めて紹介したいので、今回はボイドのセッションに絞ってコメントしたい。
1曲目"Avars"はボイドの作曲となっているが、この曲はどこかで聴いたことがあるぞ。何に入っていたかが思い出せないのだが、確かドーハムのCDだったと思うのだが・・・。ピート・ラロッカのドラムが心地よい。 2曲目は"Stella by Starlight"。ボイドのソロがどうしようもなく聴けたものではないが、ドーハムのしんみりしたソロは素晴らしい。 3曲目"Why Not"はラロッカのモード曲。ドーハムがモードやっているというだけで注目の曲。ボイドはモードの方がまだマシか・・・。 4曲目"Ease It"はブルースナンバー。ラロッカのシンバルとウォルター・ビショップのピアノをバックにしたドーハムが何とも凛々しい。ボイドのソロは要らない。 5曲目は"Samba de Orfeu"。ドーハムのソロは短いながらもキラリと光る。難しいことは一切やっていないが、面白いくらいにツボにハマっていく。この曲ではラロッカのドラムソロが聴ける。 6曲目は"West 42nd Street"。ドーハムの演奏に触発されたのか、ウォルター・ビショップのソロが何ともウェットな感じでいい。 続きの"Bash!"セッションは別の機会ということで・・・。 猫麻呂ポイント:★★★☆(3.5) Kenny Dorham / Soul Support (da music) 1. Avars 2. Stella By Starlight 3. Why Not 4. Easy It 5. Samba De Orfeu 6. West 42nd Street 7. Soul Support 8. Grand Street 9. Like Someone In Love 10. Oscar For Oscar 11. BMT Express 12. Just Friends 1-6 Kenny Dorham(tp), Rocky Boyd(ts), Walter Bishop Jr.(p), Ron Carter(b), Pete LaRoca(ds) May 13, 1961 New York 中身はこれと同じセッション 7-12 Kenny Dorham(tp), Curtis Fuller(tb), Frank Haynes(ts), Tommy Flanagan(p), Ben Tucker(b), Dave Bailey(ds) April 10,1961 New York 中身はこれと同じセッション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月01日 21時48分24秒
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