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カテゴリ:チューリップファミリー
kawasima9さんが取り上げておられたので早速便乗して?このアルバムについて書きます。
実は4月28日にピカデリーサーカスが久々に東京でライブをやることになってて、見に行こうと思っています。 ピカデリー・サーカスを見るのはこれが初めてということになるので、とても楽しみです。 チューリップ、オールウェイズで上田さん、東さんは何度も見ていますけど。 さて、このアルバムというより、このグループの存在を知ったときは、やはり杉真理、松尾清憲の二人が中心のプロジェクトで、当時オールウェイズは事実上消滅しており、上田さんは再結成チューリップがあったものの、杉さんのプロジェクトのバックとして参加しているイメージで最初は複雑な気持ちがありました。 しかし、実際に音を聴いてみると、杉・松尾色が意外な位小さく、メンバー全員が本当に力を合わせて、融合して新しい音を作り出しているな、という感じがして一度聴いただけで大好きな一枚になりました。 わかりやすい形ででているのが、メインボーカル4人がいろいろな組み合わせでボーカルをわけあって歌ってる楽曲が大半を占めているということです。 単独リードボーカル曲でも、コーラスは全員でつけているし、非常にバンドっぽい感じがでています。 杉真理は僕の中ではもちろん守備範囲の人なんですが、そのカテゴリの中ではそれほど好きじゃないという感じなんです。 ちょっとあの声と歌い方が個人的には違和感を感じるわけです。 でもいい曲作ると思うし、とりあえずこのアルバムの中の曲はすべてOK!です。 松尾清憲についてはデビュー曲の「ムーンライトランデブー」とその周辺ぐらいしか聴いてないのですが、ポップセンスは非凡なものを感じさせると思うのですが、個人的にはやはり声が好みじゃないです。 でもこのアルバムは全体的にビートリーな雰囲気でその中で彼の存在がジョン的な役割になっていてそれが効いていると思います。 個人的に収穫といったら怒られそうですが、だったのが、伊豆田洋之。 このアルバムを聴くまで彼のソロアルバムなどは一枚も聴いたことなく、財津さんのアルバムでの客演やビートルズ関係の音楽番組で歌ってるのをたまに見かけたことがある程度だったのですが、このアルバムでのそのビートリーな歌声にノックアウトされてしまいました。 実際、彼の声がこのアルバムで一番目立っているように感じますし、「Never Cry Butterfly」は曲も歌声も完璧な名曲です。 また、ポールの「ラム」に入っていても違和感ないであろう「Back Stage Rag」という小曲、ポールファンなら、ニヤっとするに違いないでしょう。 フロントマンの末席に座ってるのが我らが風祭東ですが、実績、ネームバリューで他の3人より遥かに劣る彼がよく、この位置に抜擢されたなぁ、と思いましたね。 おとなしくベースだけ弾いていろと言われても文句言えないだろうに(笑)。 (どうも自分がへりくだり体質なもので、自分が好きな人もそういう風に考えてしまう悪い癖があります。東さんのファンの方、お気を悪くしたら御免なさい) オールウェイズ以来久々の"新曲"「愛はタイムマシーン」素晴らしいの一言です。 もしこのアルバムの収穫がこの1曲だけだったとしても、僕にとっては価値のある一枚です。 もちろん、それ以外の曲も全部素晴らしいです。 このバンドのドラムが上田さんというのはとても適任だったと思います。 チューリップ以上にいろんな引き出しを出してきて、思う存分叩いていて存在感を感じさせます。 これだけボーカリストがいるバンドなんで彼自身が歌う場面はなく、ドラマーに徹していますが、ここではそれでよかったのかも知れませんね。 今年再発されたので、比較的入手しやすいと思います。 ビートルズ、チューリップファンは必聴のアルバムですよ!(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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