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2005.01.23
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カテゴリ:ピンカー
『人間の本性を考える』を読み終えて、自分なりに感じたことを書き留めておきます。

要は「生存のために、人は何を装備しているのか」が今後考える問題なのだと。

例えば、小売業で「アコーディオン理論」って言葉があります。歴史的に見て、品揃えの広い業種(百貨店等)と品揃えの狭い業種(専門店等)が交互に小売業の成功形態として循環するような議論だったはずです。
ダイエーの凋落を見るまでもなく、時代の環境、消費者ニーズは移り変わりが激しく、永遠に生存可能な企業形態なんて存在しないことは間違いありません。

人間においても、狩猟時代に支配力をもった人間と、現代のような情報化社会において支配力をもつ人間の特性は異なるであろうし、どんな人格が生存の最適なのかなんてものは、時代のニーズによって左右されるものでしょう。

要は、多くのパターンを内包しているのだけれど、ニッチに応じて発動するパターンと発動しないパターンがあることが望ましいはずです。
それは個体レベルでの調整と種としての調整があるはずですが、初期状態として何を装備しているかが、重要になってくるはずです。
その装備の組み合わせが、多様性を生み出しており、組み合わせで対応しきれない環境が訪れたときに、その種の絶滅が起こるのでしょう。

それでは、僕は何を装備しているのでしょう?





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Last updated  2005.01.23 22:30:55
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