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2005.02.23
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カテゴリ:戯れ言
『人間は良心の重みに堪えられる存在ではない。彼らはたえず自分の自由とひきかえにパンを与えてくれる相手を探し求め、その前にひれ伏すことを望んでいるのだ。だからこそ、われわれはパンを与えてやった。今や人々は自己の自由を放棄することによって自由になり、奇跡と神秘と権威という三つの力の上に地上の王国を築いたのだ。』

(たぶん「カラマーゾフの兄弟」)

アイロニーです。
「お金があれば労働から自由になれる。ラットレースから抜け出せる。」
まさに、お金は現代の奇跡と神秘と権威、三つを兼ね備えた
魔法の物質。

「資本主義に対する長期的な見通しが等しく悲観的であるのは、自らが住んでいる社会秩序を正当化することを職業としている人びとのあいだにある倫理的な後ろめたさのせいではないかということである。彼らが資本主義の未来に問題があると予想するのは良心の痛みのせいだけではないが、それが強力な援護射撃になっているようである」って意見もありますが、「人はパンのみで生きるにあらず」って言葉が聖書に書かれている限り、僕たちはこの世界に対してある程度悲観的であり続けなければいけないのでしょうか?






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Last updated  2005.02.24 00:12:39
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