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2008.07.27
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カテゴリ:切り抜き

こうなると、個々人の行動のこのような違いがどこから来ているのかが知りたくなる。信頼に値する行動をした人々の場合、血液検査によって、快楽や幸福につながるホルモンであるオキシトシンのレベルが高いことがわかった。どうやら、最初のプレイヤーが相手を信頼する態度を見せて幾ばくかの金を差し出すと、プラスのホルモン反応が引き起こされるらしい。
「つまり、人間は環境にひじょうに敏感だといえるのではないだろうか」筆者がクレモントにザックを訪ねると、ザックは筆者に向かってそういった。「プラスのシグナルを受けた人は、プラスの幸福なホルモン反応を起こし、それが行動に反映される」
 ザックは、信頼とオキシトシンの関係こそが、世界中で起こっている数多くの経済病理を理解する上での鍵だと考えている。オキシトシンは幸せと関係があり、人々の幸福感が高いとされている国々は、同時に人々の信頼度が高いとされている国々である。そして信頼度は、その国の経済がうまくいっているかどうかを計る格好の指標でもある。
「信頼度は、これまで経済学者たちが発見してきた経済成長に関連するさまざまな要素の中でも、最大の要素なんだ」とザックは述べている。』
(「もっとも美しい数学 ゲーム理論」 トム・ジーグフリード p169-170)

経済学は脳内ホルモンの領域まで進み、
学問のボーダレス化は著しい。
面白いので切り抜き。





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Last updated  2008.07.28 00:13:50
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