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2008.08.01
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カテゴリ:切り抜き

 たとえばパーキンソンの法則。この法則は1960年代に英国の社会学者パーキンソンが「官吏の数はなぜ多いか、会議の運営や決定はなぜうまく進まないか」を研究し、
●役人の数はなすべき仕事の量に関係なく、一定の割合で増加する(第一法則)
●お金は必要と否とにかかわらず、入っただけ出る性質を持つ(第二法則。予算消化のための年度末の建設工事を思い出していただきたい)
●拡大は複雑を意味し、複雑は腐敗を意味する(第三法則)
●ある組織の立派な建物の建設は、その組織の崩壊点で計画され、その完成は組織機能の崩壊を意味する(都庁の建物がそうでないとよいのだが)
など、組織の非効率化の課題を発表したものである。
 このパーキンソンの法則は、第一次オイルショック後の不況時(75年から76年頃)、わが国でも一時ブームとなり経済誌にも書き立てられたが、すぐに忘れ去られた。不況の間は注目されたが、組織の通弊として、喉元過ぎれば忘れてしまったのである。そしてそれ以後も我が国の行政組織は拡大を続け、バブル崩壊のあとも改善は進んでいない。われわれは、もっとまじめに先人の正しい知恵を学ぶべきである。まじめとは実行するということである。本当は、バブルのはじけたいまこそ、われわれはパーキンソンの法則に学ぶべきなのである。 』
(「意思決定のための分析技術」 後正武 p249-250)

上の文章を読むと、
●一定の割合で常にリストラ
●お金は与えない
●組織は拡大させない
●立派な建物を建てさせない

企業経営であれば、この4つは納得できる。

平均寿命が伸びる中、お役所で上記4つを行っていくことは、
結構難しいかも。





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Last updated  2008.08.01 23:22:34
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