カテゴリ:ワタクシごと
祖父が死んだ。
90歳だった。 年齢的には大往生と言っていいのかもしれない。 地元で会社を経営していた祖父の葬式には、 多くの人間が参列した。 そのことが誇らしくもあり、羨ましくもあった。 自分の葬儀の時は、いったいどのくらいの人が 参列してくれるのだろう。 私自身、身内が死ぬのは初めてのことで、 骨壺に納まる祖父の骨を見ても、 死があまり実感できない。 それは、90歳という年齢が、周囲に死を予感させていたことも 原因の一つかもしれない。 両親も今年で60になる。 親族が集まる中で、 私は、自分が中心世代であることを確認した。 親族が全員一つ屋根の下で暮らしていたのなら、 明らかに私は、一家の大黒柱で稼ぎ頭でなければならない。 もう既にそんな年齢になってしまった。 祖父から見て、曾孫もいる親族の中で、 平均値をとって見れば、死に近いグループにいる。 人生は短い。 どんなに核家族化が進んでも、 命を受け継ぎ、次の世代に繋いでいくことに変わりはない。 そんなことを考えると、 子供の頃に感じたような恐怖が頭の中をよぎる。 ちゃんと大人になれているのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.04 22:11:50
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