ベンチャー企業の資本政策
『ベンチャー企業の理想的な資本政策は、社長が全額出資して1,000万円の資本金の会社を設立し、その後ビジネスプランを基に、収益還元価格の高い株価で第三者割当を募り事業資金を取り込むことである。 その際、第三者資本の参加によるシェアの低下を3割程度にとどめ、会社支配権の維持を図ることが肝心である。 役員従業員への株の配分、公開時の公募・売出し等により最終的な社長のシェアは50%前後になる。』(『株式公開マニュアル』新日本監査法人公開業務本部〔編〕P399)収益還元価格の高い株価?『収益還元方式は、評価対象会社が将来生み出す収益の現在価値に着目した算定手法です。収益還元方式は、過去の決算数値等から評価対象会社の将来予想収益を推計し、その将来予想収益を資本還元率で現在価値に割り戻すことにより、価格算定を行います。 この方式は、経営支配株主又は経営参加株主にとって適当な算定方式であるとされています。』朝日中央綜合法律経済事務所グループ/非上場会社株式換価・評価http://www.ac-law.jp/common/service/doc02.htmlどうやらこれが模範解答のようです。