今年のボージョレ・ヌーヴォーの「ドメーヌ・マルタン」はちょっと訳アリだったりします。
毎度どーもです。静岡市、葵区紺屋町の「ワインバー・ボナペティ!」です。てなわけで、今年もボージョレ・ヌーヴォーの解禁日がやってまいりました。で、当店のボージョレはコチラであります。ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー、 セレクション・バイ・ ドメーヌ・マルタンBeaujolais-Villages Nouveau、 Selection by Domaine Martin今年はちょっと訳アリで、一見いつもの「ドメーヌ・マルタン」に見えますが、実は、中身はべつの作り手のワインなのであります。って、ええええええぇー!!!下記は、マルタン氏からのメッセージです。------------------------------------------「マルタン氏からのメッセージ」 今年は収獲が9月の最終になるだろうと予想されていましたが、しかし葡萄の熟成は非常にゆっくりとなってしまい、ワインの最高の品質を考えると収獲は10月初旬まで延期せざるを得なくなりました。 私たちはこの状態を真摯に受け止め 収獲+発酵+ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2013年の出荷までのコンディショニングを考えると、この短い期間でこれらの作業をこなせる事は大変困難となりました。 解禁日に間に合うように準備をするには非常にリスクが高く、どうしても間に合うとは考えられません。 それで我々の同志であるシャサーニュ氏に相談しました。(彼の場所は私達より約30キロメートル南に位置しています。)我々のものに替わりになる非常に優れた場所であります。 シャサーニュ氏は、私達と同じ方法と考えでワインを造っておられる生産者です。 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォの品質たるものには私達は確信をもっております。こういった決定をすることは自然現象とはいえ大変心苦しいです。収獲の遅れとあまりにもその後々時間が無いことです。 皆様を満足させることのために決断いたしました。 皆様の理解とお許しをどうか親切心を持って受け入れて頂けますよう、どうかよろしくお願い致します。 パトリス&セドリック マルタン------------------------------------------- ・・・つまり、ブドウの生育が遅れていたためドメーヌ・マルタンではヌーヴォーの解禁日までに出荷が間に合いそうもないので、解禁日に絡む混乱を避けるため苦渋の選択として、今回は「ドメーヌ・シャサーニュ」にお願いしてワインを分けてもらった、というか、「ドメーヌ・サシャーニュ」のヌーヴォーにマルタンのエチケット(ラベル)を貼って出荷することを依頼した、という事のようであります。ラベルにはいつもと違って「セレクション・マルタン」、そして「シャサーニュ」の一文が見られます。ちなみに昨年(2012年)のラベルはコチラでした。ちなみに今回の「中身」である「ドメーヌ・サシャーニュ」ですが、コチラもなかなか凄い造り手らしく、下記のような受賞歴を持つ造り手であります。1997年及び2002年、ボージョレ・ヴィラージュのコンクール『Concourt des 2 Bouteilles』で第1位。2006年、トロフィー・リオン・ボジョレー・ヌーボー2006で金賞獲得2008年、コンクール・デ・グラン・ヴァン・デュ・ボージョレで金賞獲得 化学肥料や除草剤は一切使用せず、畑は自然のままに草は刈らず、また害虫対策にホルモンカプセルさえも使わず他の虫や鳥を活用するなど、バリバリのビオディナミ生産者であります。で、味わいは、いつもの「ドメーヌ・マルタン」と同じくわざとらしさを感じない自然な飲み心地の、実直で真面目な印象のヌーヴォーに仕上がっています。最初、ヌーヴォーにしては固いイメージでしたが、時間と共に、赤い花のようなアロマと果実のフルーティーさが現れます。うんうん、なるほどなるほど、これは美味しいおいしい。と、いうわけで、【マルタン・セレクション/ドメーヌ・シャサーニュ】のボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2013、当店では、 グラス ¥890- 1/2キャラフ(375ml) ¥2,600- 1ボトル(750ml) ¥4,850-・・・で、お出ししております。そこココの、安いだけのがぶ飲みヌーヴォーとはひと味もふた味もみ味も違う、ワインランク上の「ヴィラージュ・ヌーヴォー」を、ぜひぜひ!ご来店、お待ちしております。----------------------ワインバー・ボナペティ! 静岡市葵区紺屋町6ー4 柴田ビル2F TEL 054ー221ー8863 営業時間 PM5:00~PM11:30(ラストオーダー 11:00) 日曜定休 店内全席完全禁煙!! 1グループ4名様まででお願い致します。 (小さなお店です。強い香水等はご遠慮下さい。)