初対面なのに「何処かで逢ったことがある!」とか
「○○さんと何処か似ている」という印象を持つことがあります。
ワタシにとってはこれからお付き合いを始める安心材料のひとつです。
十人十色というますが、ヒトってたかが10種類くらいしかないとも言えます。
それはワタシの乏しい了見や狭い視野から発することです。
オトナはヒトを集団の何処かに入れたがり、又枠の中に入ることも好きです。
子どもはどうでしょう?
みんな違って当たり前だとアタマで解っていても
親は子どもがはみ出さないように自然に行動します。
そして、子どもはいつのまにか10人の中に入っていくのでしょうか?
子どもが持っているイキイキとした魂を封印してはいないでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一昨日のパインパンとおにぎりを完食した娘は、
学童のおやつはフルーツヨーグルトをおせんべいに変えてもらい、
昨日は娘用に特別牛乳抜きのホットケーキを作ってもらえました。
配慮をしていただいてとても有り難く思いました、が・・・
学童の連絡帳に気になる一言が書いてありました。
「周りの子ども達がおせんべいを食べたがっていました。」
先生は周りの子どもの発言を気にしているようです。
その言葉に対して先生はどのような対応をされたのか知りたいのです。
子どもはすでに“違うこと”と“特別”を認識した時点で素直に言葉に出します。
“羨ましい”という思いが、この先娘だけ“特別扱い”してもらっている
妬みに変化するかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「学校給食の標準食品構成表」の注意書きをそのまま載せますと、
『標準構成表は、所要栄養量の基準を充足するために必要な標準的な食品構成を示したものである。
したがって、適用に当たっては、幼児、児童、生徒の
家庭における食生活や地域等の特性に十分配慮し、弾力的に運用すること。』
とあります。
これは、個々の家庭から生じる問題を学校側は受け入れ、理解と繁栄に務める
と、ワタシは解釈しました。
それにしても小学1年生から中学3年生まで牛乳摂取量が同じなのには驚かされます。
また、構成表はごはんの部とパンの部の2つに分かれているのです。
「学校給食の所要栄養量基準」はエネルギー・たんぱく質・脂肪・カルシウム・
鉄・ビタミン(A・B1・B2・C)の数字が記載されています。
エネルギーとタンパク質のみ記載している現在の献立を
せめて1日のみでも全所要量について胸を張り自身を持って
記載するくらいの誇りある献立を提示してもらいたいくらいです。
これは、メニューを作る管理栄養士のプロとしてのセンスをも問われるでしょう。
ワタシが言いたいのは、
数字にとらわれ過ぎた、安軟短(安上がり・柔らかい・短時間で食べる)な献立を
管理栄養士は緩やかに改善できるはずです。
子どもの健康を第1に考えた教育の一環である給食ならば
学校の長や行政も動かせるはずです。
保護者は学校任せにしないで、子どもの口に入る物は次世代に繋がることを
改めて考えていきたいものです。