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仕事絡みで、「キャリア教育の現状」という、文部科学省の宮下さんという方の講演会に行きました。
フリーター、ニートの増加、少子化といった現代の日本の課題に対して 「キャリア教育」すなわち「自分のやりたいこと、向いていることをみつけ、社会に役立つ仕事に就く」ために勉強することが大事です、と子どもに教えるそうです。総合的学習の時間など、そうですよね。国は必死です。 関連の若者・自立挑戦プランというのに670億円も予算がついているそうです。 今大卒者は半分しか就職していません。(平成2年は8割が就職していました) 大学は今やどこも、「大学にはいったものの何をしてよいのかわからない」 学生の支援が課題だそうです。 小学校から高校の勉強は、今まで、受験のため、大学に入る、ということを目標としていたため、そんな学生が増えたのです。 それでは、ダメだ、と。 自分のやりたいことを仕事にする、それで稼ぐ、それは人生の課題だと思います。 でもわたしが感じているのは、好きなことをみつけて仕事にできれば、それは理想だけれど、人生そう甘くなくて、能力がなかったり、経済的その他の環境、家族、運など実現できないことも多いですよね。 子どもに夢はもってもらいたいですし、そのために努力することは大切です。 ただ、実現できなかったり、好きなことがみつからなかったときに、理想と現実で折り合いをつける、やりたくないことも我慢してやる、という力を身につけないと、結局キャリア教育が逆にニートを産み出すのではないか、と思います。 「好きなことがみつからない」と嘆くよりも「今、やらなければならないことを好きになる」ことも大事 とどこかの講演会で、昔きいたことがあります。 わたしの場合、いやな家事も好きになる、 これも人生の課題ですね・・ でも好きになれないかも。 ならば、いかに効率化、外注化するか(夫、子どもを巻き込む)、が大事でしょうか。 キャリア教育では、学歴よりも、人間力、いかに社会で役立つ仕事をするか、という ことが大事ということを教えます。 ただ、学校の先生って皆、「先生になりたい」、という夢をもって、そのため努力し てなれる職業で「キャリア教育」の考えの中の見本みたいなものです。先生自身が魅力的だったり、まわりに尊敬、憧れる大人がいれば、いちいちいろいろお膳立てした教育はいらない気がします。 また先生は学歴社会の勝者だし、先生が学歴社会を否定するのは難しいかな、とも思います。 わかりにくかったかもしれません、長くなりました。 まあ、いろいろ考えさせられた講演会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 29, 2005 05:35:43 PM
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