086245 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

   ぼんやり上海生活→海辺生活→炭酸生活         

   ぼんやり上海生活→海辺生活→炭酸生活         

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

じゃんまる

じゃんまる

Calendar

Category

Comments

nako@ やっほー じゃんまるー 元気にしてる? 来月…
じゃんまる@ pingguoへ 長らくご無沙汰してました~。 周回遅れ…
pingguo017@ おお! グリーンラベルなんてあるのね! 沢山買…
じゃんまる@ 雪絵さま お姉さん、テネシーだったんだ~! どこ…
雪絵@ Re:冬の旅行 7(08/01) テネシーに行ったんだ~だったら是非私の…

Keyword Search

▼キーワード検索

2005年11月16日
XML
さて、いきなり外国へ連れて来られ、ガイコクってなに?と言ってる間に
現地校に入れられた我が長男。
初日から、朝起きて泣き、学校でも泣き通し、夜も泣きながら寝入る、という
日々が約3週間続いた。
その間、親子共にまさに地獄のような時を過ごした。

朝起きて、学校に行きたくないとシクシク泣き始める。
なだめたりすかしたり、時には突き放したり、あの手この手でとにかく
行かせようとする。
本人はソファーにしがみつき泣きながら激しく抵抗する。
やっとの思いでマンションの下におりるが、座りこんでエレベーターから
出ようとしない。
抱きかかえたり、引きずり出したり、自ら降りるよう説得したり。
なんとか外に出るも、バスを見た途端逃げ出す。
もう力も強いし体も重い。 私の手にはおえなくなり、朝のスクールバスは
ダンナ様の担当になった。

学校でも毎日ずーっと泣いていた。
よくそれだけ泣き通せるもんだなぁ、とその根性に半ば感心したり。
もちろん授業どころではなかった。
4時20分に学校が終わるまでずっと泣いていた。
そして言葉が全然わからない上に、時間割なんかも違う。
授業と休み時間を知らせるチャイムも日本の「キンコンカンコーン」
ではなく、「ブーッ」。
休み時間がいつなのかもわからず、毎日ずっと一日中自分の椅子に座っていた。
(これはあとから分かったことなのだが。)

お母さん、お願いだから一緒に学校に来て!、と懇願する我が子。
そろそろ一度先生にも話を聞いた方が良いし、様子を見に行って見ようと
腰を上げた。

その日最後の国語(中国語)の授業が始まる前の休み時間に着いた。
教室に行くと前の授業がプールでまだ誰も戻って来ていなかった。
椅子に座って待っているとぞろぞろと子供たちが帰ってきた。
その中に息子を見つけた。 名前を呼ぶと走って抱きついて来た。
その顔に笑顔はない。
「びっくりした?」「プールだったの?」「プール入らなかったの?」
何を聞いても答えない。 何度も同じ質問をするとやっとうなずくだけ。
「どうしたの?声だしてごらん。」と言ってもうなずくだけ。
彼の口は貝のように堅く閉ざされ、声を出すことすら出来なくなっていた。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005年12月23日 09時23分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[子供の学校・子供のこと] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X