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   ぼんやり上海生活→海辺生活→炭酸生活         

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2010年07月29日
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カテゴリ:アメリカ赴任
スタンフォード大学をあとにし、車を運転すること数時間。
私の第二の故郷の小さな街に着いた。
私は20年(それ以上?)前、この小さな街にめずらしいアジアからの留学生としてやって来た。
小さな小さな何もないのんびりした街が、20年ぶりに帰ってみるとスタバが出来、カジノが出来、
カジノとつながった立派なホテルが2軒出来ていた。
せっかくだから、今回はこのカジノ付きホテルに泊まることにした。

チェックインを済ませた頃にはもう夜の9時近くになっていたが、今から行くから!と、当時お世話になったホストファミリーの、私の「アメリカの母」に電話。
この母に会うのが今回の旅の目的だったのに、住所を書いたメモを忘れて来ていた。
私が一緒に住んでいた家は2番目の姉に譲り、母は当時おじいちゃんとおばあちゃんが住んで
いた可愛い小さな緑色の家に住んでいるという。
道の名前は覚えてるんだけど番地は何だっけ?
番地を聞いて早速向かう。

母は、2番目の兄と一緒に庭に出て待ってくれていた。
「会いたかった~!」と久しぶりの再会を抱き合って喜んだ。
母は、長男がまだ1歳にもならないころ一度日本に遊びに来てくれた。
それ以来だから10年ぶりくらいか。
私たちが再会の感動に浸っている周りはえらく騒がしい。
庭を見渡すと、狂ったように走り回る犬、狂ったように吠えまくる犬、なでてくれ~とすり寄って
来るネコ、が沢山。
何匹飼っとるんだ。

家の中に入り、うるさい犬猫の相手をしながらしばらくしゃべったが、ホテルに戻ったらまだ
プールに入る!とうるさい息子達をだまらせるため、小一時間ほどでホテルに戻った。
ヤツらはそれから夜中の12時までプールに飛び込んでいた。

次の日、一緒に朝食を食べに母と兄がホテルに来た。
ランチには、親戚が集まるからと、そのレストランの一角を予約してあるという。
本当は一番上の姉の家でBBQと言っていたのだが、その日はかなり気温が上がりBBQ
どころではない暑さになるということで中止になった。
朝食を食べ、みんなが集まる昼までの間、母も一緒に懐かしい街のメインストリート・友達と
クルージングと言ってグルグル車で回った住宅街・私の通った学校を見に行った。
新しい住宅や店は出来ていたが、20年も経っている割には劇的な変化はなく、昔の様子
そのままだった。
私の通っていた学校は生徒数が増加し、今では立派な体育館が新たに出来、校舎も増えていた。
子供たちに見せたかった、体育館に飾ってある歴代の卒業生たちの写真。
私の写真がそこにあるのを見たら、この子たちも「お母さんもここで頑張っていたんだ」と
少しは勇気が出るかと思ったが、警備もしっかりやるようになったのか、鍵がかかっていて
入れなかった。
大学生の時に来た時は、あれも夏休み中だったと思うのだが鍵なんてかかってなかったのに。
まぁ、あのときはまだ新校舎も新体育館もなかったが。

P1020204.JPG
ここは私がいつもランチを食べたり、よく友達としゃべったりしたカフェテリア前の懐かしの場所。

みんなの集まる時間になり、ホテルのレストランに戻る。
そこには姉や兄、姪っ子とその子供たちに、甥っ子の子供たち、色んな顔が集まった。
当時チアリーダーをしていた華奢で可愛いかった姪っ子は、びっくりするほど成長し、でかい
アメリカ人になっていた。
彼女の元オットと再婚相手の2人も紹介された。
元オットとその再婚相手??
えらい友好関係だなと思ったら違っていた。
姪っ子の元オットと、姪っ子の今の再婚相手だった。
彼女はいつの間にか立派なレズビアンになっていた。
まぢで・・・!?
その親である姉は、彼女が女性と結婚したことを新聞で知った。
その郡で初の、法的に認められた女性同士の結婚だったそうだ。
その彼女は今妊娠8カ月。
え?
彼女は子供が出来ない夫婦の代理母出産を仕事?にしているという。
はぁ・・・。
子供が出来ない夫婦、それは男女の普通の(ストレートの)夫婦だったり、男性同士のカップル
だったり。
はぁ・・・。
そして彼女たち夫婦?婦婦??は、仲良く漢字で「純愛」と刺青されたお揃いのでかい腕を
見せてくれた。
・・・。
元オットくん、あんたも大変だねぇ。

そして彼女たちが「今晩うちである女だけのパーティーに来ない?」と言う。
私が返事をする前に姉が「NO!」と答えた。

なんだかすごい展開に、ほんまかいな~!?と茫然としていると、姉がこのあとうちにおいで、と
誘ってくれた。
行くとそこはと~っても広い牧場?付きの家だった。
姉も離婚し、今はこの家に引っ越しボーイフレンドと一緒に楽しく暮らしているという。
羊数頭とラマ2頭を飼っていた。
姉らしく綺麗に片づけられ、素敵なインテリアや小物が置かれた雑誌に出てきそうな家だった。
ボーイフレンドもとても優しい素敵な方だった。
そして2番目の姉が牧場を隔てた隣に住んでいるという。
お互いの家をトラクターで行き来するのだそうだ。
2番目の姉は馬を飼っている。
2人とも子育ても終わり、充実した生活を送っているのかと思ったが、2番目の姉は今、娘の
一人が末期の乳がんでその看病のため、娘の住む州に行っている。
乳がんを患っている娘は、もちろん私も知っている。
私がいたころはまだ小学生だったが、とても素直な可愛い子だった。
その彼女が乳がん。
あれから20年。
みんな、色んな人生を歩んでいた。


「お母さん、色々大変だけど体には気を付けて。  また来年の夏、健診の時に来るからね。」
と言って、涙ぐむ母と別れた。


みんなが健康でいられますように。

P1020208.JPG





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Last updated  2010年08月30日 13時44分33秒
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