カテゴリ:本のこと
お盆なので実家に行ってきました。(そうでなくても、よく帰っているのだけど・・・。)
暑いし、特にすることも無かったので、嬉しい読書三昧の日々になりました。 まず、ずっと前に買って、読破できなかった ソフィーの世界ヨースタイン・ゴルデル これはまだ、半分読み終わったところです。西洋哲学の歴史がミステリー風に紐解かれていて、なかなか面白いのですが、かなり内容の濃い本なので一気に読破というわけには行かず・・・。「あなたはだれ?」「あなたの生きている世界はどこから来たの?」という哲学の命題についていろいろ考えることになりそうです。 それから、実家の最寄り駅にあるお気に入りの本屋(島○書店)で買った2冊。 『仕事道楽ースタジオジブリの現場』鈴木敏夫 スタジオジブリでプロデューサーを務める鈴木敏夫氏が、ジブリの現場について語ったエッセーで、とても面白かった。宮崎駿さん、高畑勲さんの情熱あふれる仕事ぶりやそれを見守る周りの人々が、鈴木さんの暖かい視点で語られています。ジブリの作品が多くの人々に支持される理由もよく理解できたし、そこにある、スタジオジブリの哲学も見えました。 はやく『崖の上のポニョ』見に行かなくちゃ。 『仏教が好き!』河合隼雄x中沢新一 仏教を哲学的に考察していく内容ですが、対談集なので読みやすかったです。 河合氏の心理学的視点と中沢氏の文化人類学的な視点のおかげで、一般的な仏教書とは大分違う内容になっているのがとても楽しく、興味深かった。 『ソフィーの世界』と平行して読んだ(ついつい、こっちを先に読破してしまいました。)からか、東洋と西洋の哲学の根本的な違いがよく分かりました。日本人の文化や考え方が仏教的価値観の上に立っているんだということも再確認しました。 そして、今苦しんでいる日本を救うのも、西欧(キリスト教)的価値観ではなく、仏教的価値観なのではないかと。 『ソフィーの世界』を先に読み始めていたので、頭が哲学的になっていたのか後で読んだ2冊も哲学つながりに・・・。ただ、こういう深い本は時間があるときしか読めないので、今の時間を大事にしたいと思います。 最後に、同時に買ったけれどまだ読んでいない1冊は・・・ 『ムーミン谷のひみつ』冨原眞弓 この本で、ムーミンの魅力を改めて知れるかな・・・。 本は読み出すと止まらなくなりますね・・・暑い日にかこつけて、まだしばらく本を読みふけってしまいそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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