やっぱり読書 おいのこぶみ

2009/10/07(水)09:57

見抜く

 ものごとの本質を見抜く力というほど力量は無いと思うが、整合性を見る目はあるのよ、むかしから。 持っている気質が嫌うのか、不正、不合理が気になって仕方がない。気が付いてしまう。 世の中、正義ばかりが通らない、必要悪もある、臨機応変もあると知りながら、うそやだまし、ごまかしが潔癖症のようにとても気になる。ほとんど病気(古!)である。 うそを知ったときの怒りは自分に納めるのが大変だ。どんな些細な事でもそうなるので困る。だまされたら「憤りを発して食を忘る」になる。血圧が上がってよくない。 だから気が付かなきゃいいのにそこに勘が働く性質で始末が悪い。 それにひとにそれを求めるので自分はうそをつきたくない。ますます困惑する。 例えばある行きたくない会合があるとする。「都合がわるいからいけない」とことわるのが無難。でもこころのなかでほんとはヒマしているのになあ、うそついちゃった、と居心地が悪いのだ。その会合が終わるまで気分が落ち着かない。ストレスを自分で溜める損な性分だ。 ところが夫がまったく反対の気質らしい。うそつきということではない(笑) ようするに日常で臨機応変、今考えついた事でも「ずーっと志向して来た」と平気で言う。「おお、そんなに思ってきたのなら」とそれで押し切られてわがままを何度通したか! 最近は「うそつき!勝手を言ってるのでしょ、却下!」とわたしも強いが。(えっ、たまにはだまされた振りしろ、か、笑) 対外的な交渉で(家庭でもあるよね、建築業者との打ち合わせとか)正直にしゃべって何度夫の足を引っ張ったことか(汗) 親族、親戚関係など本音を言って物議をかもしたこと、数え切れない。 ああ、夏目漱石の『坊ちゃん』の気持ちわかるな~。無鉄砲ではなかったけれども。 

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