やっぱり読書 おいのこぶみ

2013/03/11(月)09:26

ひとは自立精神を失った時に老いる

2月末からしばらく義姉が当宅に逗留していた 何らかの気持ちの切り替えになるかもしれないと、招待したのだ2か月経ったからとて収まる気持ちではないのはわかるが ところ変われば空気も違うし、食も進むかもしれないと納骨式の時、義姉の老けように痛ましさを感じた あんなにしゃっきりした義姉がまるで腰の曲がった老婆だ 83歳という年齢のためだけではないと思う思い出す 母が父を亡くした時75歳だった やはり急に老婆になってびっくりした経験があるそれまで母は威張っていた、というか何でも自分で決めていて 父が肉体的にも精神的にも頼っているように見えたところが それが何も決められない 誰かにすがるような姿になって、娘として非常にがっかりしたものだ もともと甘ったれだったのね、と妹と話したがなさけなかった老婆にみえるのは姿かたちではない 精神の衰えを言うものだとはその時理解した義姉は油絵も長くやり県展で入選するほど 俳句だって結社で活躍している 義兄を言葉は悪いがあしらっていたではないかなのに、急にどうしちゃったんだろ こんなこと言うのは冷たいだろうか?もちろん離婚するとまで思いつめて言い合った挙句 自殺されてしまったショックの事情はあるだろうから割り引くとして それでもそれまで持っていた精神の強さを失わないでほしい義姉に強要するのではない ただ、立ち直ってほしいだけである あの強さが偽物だったと思われないように 

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