転職と副業のかけ算 moto
【中古】 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 /moto(著者) 【中古】afb
著者は転職の情報発信で副業4000万円を稼ぎつつも、サラリーマンを続けている。
サラリーマンを辞めないのは、副業で得たノウハウや経験を本業に活かし、逆に本業の経験も副業で活かすことができるから。
相乗効果により切っても切り離せない関係であるという。
むしろ、副業で収入があることで本業でも思い切ったチャレンジ(たとえ失敗してクビになったとしても心配ない)ができる。
著者は短大卒で地元のホームセンターに就職し、最初から転職を見据え人材会社→リクルート→ITベンチャーを経て今はサラリーマンで年収1000万円を得るまでとなった。
転職のコツは、軸ずらし転職。
多くの人が同じ業界業種で転職しようとする中、あえて違う業界や業種に行くことで、
年収をアップさせている。
年収というのは業界×役職で相場が決まっているので、同じ業界で転職しようと思ってもその業界の相場が低ければ高い年収を得ることはできないという。
転職活動においては会社での社内表彰や実績をアピールせず「自分が何ができるか」をアピールする。自分の立場をわかりやすく説明氏、自分を雇うメリットを伝えること。
職務経歴書のポイントとしては以下の5点になる。
・どんな環境で(Situation)
・どんな任務をもち(Task)
・自分は何を実行して(Action)
・結果どうだったのか(Result)
・振り返ってみてどうだったのか(Self-Appraisal)
本書では、具体的なエージェントの選び方や面接のコツについても詳細に記載しているためぜひ読んでみてほしい。
今いる職場での仕事における姿勢としては、
いくら頑張っても給料以上もらえないから最低限しかやらない、
ではなく自分の市場評価を上げ自分の経験値を上げるためにどんどん仕事を取っていく。
副業においては自分の経験値を伝えるビジネスというのが有効である。
例えばリクルート社はSUUMO、リクナビ、ゼクシィなど、人生における重要な意思決定シーンでの情報収集をする人をターゲットにしている。
それだけそれらの情報を欲する人がいてお金が動くということである。
まずは、TwitterをはじめとするSNSでの個人ブランディングから始める。
これからは、完全に「個」の時代である。
副業禁止の会社であっても、準備ぐらいはしておくべきであろう。
せっかく今の時代自分を発信できるチャンスがあるため、ブログとTwitterで自分の発信をしていきたい。
それと、今転職は考えていないが仕事をする上でのマインドセットは参考になった。
やらされ仕事ではなく、インプット情報から自分で考えどうしたら自分の価値を上げられるかを考える。
また、今「個」の時代と言われるが、働く形態が重要なのではなく自分がどう働けるのかが重要であることにも気付かされる本でした。