ロッキングオン「Cut」の表紙が黒澤明の「七人の侍」だったので手にとった。

「ハリウッドが作れなかった名作映画ベスト１００！！」

イギリスの映画雑誌「エンパイア」の記事を再構成したものだそうだが、英米を除く世界中の名作映画がずらっと並んでいる。

いわゆる「作家主義」の映画が多くとりあげていて、個人的に好きなフェリーニ「 8 1/2」もあれば、ワイダの「灰とダイヤモンド」もある。

イタリアンネオリアリズム、あるある。
ヌーヴェルバーグ、あるある。
「ニューシネマパラダイス」もあれば「アメリ」もある。

リストの半分くらいは無条件に大好きな映画ばかりだ。
これにあと北野武やカウリスマキが入っていればと思う。

そうか、自分は「ハリウッド以外」に好きな映画が多いんだな。
忘れていた記憶がとたんに涌き上がってくる、心地よい興奮に包まれた。