週に一度の母の見舞いで"特別養護老人ホーム"へ行ってきた。
ちょうどおやつの時間と重なった。
食事の時間は面会できないし、食べ物の持ち込みは厳禁なので物を食べるところを見るのは久しぶり。
"胃ろう"の母がどう食べるか観察してみる。
小さな一口まんじゅうではあるが、一気にほおばりむしゃむしゃ食ってる。
お茶一杯さえ飲み込むことができなかった一年前と、あまりの変わりようにびっくりした
ゆっくりとお茶を飲みながら、スタッフの人が気を利かせてくれた二つのまんじゅうを私たちに勧める。
「おいしかった！」というと満足そうに笑う
なぜこの人が？と思うほど元気なお年寄りもいる。
気持ちも元気とみえて、衝突もあるようだ。
乾いたタオルを折りたたんでいた二人が言い合いを始めた
たぶん普段からあまり仲が良くないのだろう。
覇権争いをしているのかもしれない。
そんな二人を見て母は眉をひそめている。
ふーん、状況がわかるんだ！
息子を「先生！」と呼ぶ母だが、まだまだ感情ゆたかな面があるのを見て少し嬉しかった
