ハードなプチツー

サイドスタンドの装着も無事終わったルマンさんから、阿蘇行きの前にルマンの調子を見るべく、ひとっ走り行くのだが、付き合わないかとの連絡が入った。それならばとその日する予定だった仕事を前日に済ませ、予定を空け、当日を迎えたが、どうも天気が芳しくない。雨雲の予報が、どこへどう行っても掛かりそう。唯一雨雲に遭わずに走れそうなのは、東への海沿いのみ。しかし、それではルマンさんの求める山道快走は出来ないのだ。 今回のルートはすべてルマンさんにお任せ。彼の決断は、まずあえて西へ向かい、雨雲を早くやり過ごし、その後そう濡れていないであろう山道を走るというものであった。 予定の時間9時に集合、早速西へ海沿いを走る。途中で小雨に遭うが霧雨程度。笠岡ベイファームで小休止。雨は止んだ。そこで相談し、様子を見ながら北西へ上がっていくことになった。井原、農道をはさみ、Ｒ313などで成羽に抜ける道から西山を抜け、東城まで。道の駅でトイレ休憩。そこでルマンさんがこの辺りに走りに来て見つけた、お気に入りのお店に行くことに。 ここはルマンさんはホルモン定食がお気に入りらしいが、ネット上ではベトコンラーメンが評判がよかった。ベトコンと言えば倉敷にもある。そちらしか知らなかったが、こちらにもあったようだ。食べてみた。ニラ、にんにく、もやし、豚肉などの乗った、少し甘いラーメン。実は倉敷でも食べたことがあるが、特に好みではないのでそれから行っていなかった。今回食べてみたが、やはり自分の好みのラーメンではなかった。でも好きな人は好きで、多くの評価を集めている。 さて店を出て、今度は新見方面に走る。途中から大佐方面に行き、さらに井倉方面に。一旦Ｒ180に出るもＲ313、吉備の方面、足守方面に行き又すぐ南の農道で再び西へ。 まあナビもなく、良くこれだけ快走路を知っていることだ。次から次へ続くコーナー、シフトチェンジ、ブレーキング、アクセル、体重移動、さすがに疲れる。休憩しないのかと数少ない一旦停止で聞いたら、早く帰って奥様指令のサクランボ収穫が待っているそうだ。それでも時間の限り走りたいというルマンさんの熱意には頭が下がる。昼食後結局2時間40分走りっぱなし。それは疲れる。 夕方早めにいつもの友人ＧＳで給油。昼から休憩なし、270キロ以上走っていた。21km/Lくらいだった。 ルマンさんの走りを今回はずっと後ろで見ていた。 ルマンさんはあんなペースで走っているが、姿勢が一定だ。まるでおもちゃのラジコンバイクが操作されているように、膝も出さず腰も落とさず、そのままの形でコーナーをクリアしていく。 たまに手や足をはずして、伸ばしたりしているのは、セパハンで疲れてきているのだろう。 後ろを走ると少しガス臭い。旧車で大きなキャブ仕様。指摘すると、濃いめかも？最近燃費が悪いと言っていた。20以上走っていたのが、16位まで落ちてきているようだ。 左後ろのウインカーの点灯が少し弱く、アイドリングでは消えかかることがあった。指摘するとアースの接触不良の再発かも？とのこと。お昼に駐車場で、エンジン下にオイル漏れを見つけたが、このくらいは許容範囲らしい。あれだけ快調にハイペースで走ることができるので、問題ないのであろう。