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カテゴリ:美・季節
子供の頃に注がれなかった「愛情」・・・、子供の頃に受けた虐待が原因だったようだ。
子供の頃に、恭子は、母親の男からひどいめに合い、母親からもそれを黙認されていたという過去があった。そんな環境の中で、次第に、恭子は人間性を失って行ったようだった。 そして、時は流れ、恭子に人間性を取り戻させたのは、皮肉にも自分が殺害した息子(恭子がかつて売春婦をしていた時、愛し合った黒人との間に出来た息子)のジョニーだった・・・。 お金をせびりに、突然現れたと思ったジョニーが、実はそうではなく、純粋に自分を慕って現れたという事が人間不信の恭子には、理解出来なかったのではなかろうか・・・? しかし、刺した自分を守るために、ジョニーは、殺害現場から瀕死の重症を負いながら、お金や身元の分かりそうな物を全て捨て、少しでも遠くに歩き続けたという事実を、恭子は棟居(ムネスエ)刑事から尋問の時、知らされることになる・・・。 「ママ、逃げて・・・」「ママ、早く逃げて・・・」 刺されながらジョニーがつぶやいていた声が、もしかすると逃げていく恭子の耳の底に、残っていたのかも知れない・・・・ その言葉の意味はその時、恭子には分からなかった、だから逃げた・・・・・。 「これで、ボクはママの迷惑にならないんだね・・・」 「ママ、ボクを忘れないで・・・」「ママ、忘れないで・・・・」 そしてジョニーは、言葉の通り恭子の立場を守るため、母親に迷惑をかけないために、命尽きるまで歩き続けた・・・。一歩・・・一歩・・・また一歩・・・。 ここで倒れたら、母さんが疑われる・・・、まだ倒れるわけには行かない・・・!なるべく遠くへ・・・!そして一歩、また一歩。 歩く事だけが、最後の自分の母親への想い、母親への愛情の証・・・・そうジョニーは、思ったのかも知れない。 ・・・力つきて、ジョニーが倒れた先に、観覧車の中に「麦わら帽子」のライトアップが浮かび上がった。母親との唯一の思い出につながる「麦わら帽子」だった・・・。 最後まで母親を慕い、最後の最後にジョニーが口にした言葉は・・・ 「ストーハー」・・・ストローハット、唯一母親との思い出の「麦わら帽子」という言葉だった・・・。 本当に彼が口にしたかった言葉は・・・ 「ママ・・・」だったろう! その「ママ・・・」のかわりの「ストーハー・・・」だったのだろう・・・、とワタシは思った・・・・。 子供の頃に受けた傷・・・失ったはずの人間性を、恭子に回復させたのは、そんなジョニーの深い深い愛情だった・・・。 棟居刑事の問いかけに、恭子は何も言わず、ただ黙ってうなずいた。自白の瞬間だ。 彼女の止めどなく流れる涙がすべてを認めていた・・・・。 恭子が母親によって植え付けられた深い人間不信は、奇しくも自分が生んだ息子によって、癒されていった・・・。 ドラマが始まる前は、恭子の中の「悪」は生まれつきとも、また、その「悪」の根源は「極貧」「お金」にあるのでは?とも考えていた。 だが、人間性を失い「悪」の芽生える根源となったのは、少なくとも恭子の場合は「極貧」「お金」ではなかったという事だ。 また、恭子は「お金」のために心がねじ曲がるほど、やわな女でもなかった。 親と子、その子供が親になってのまたその親と子・・・、 このドラマで、世の中で一番ムズカシイ人間関係は、実は「肉親関係」なのだという事も思い知らされた・・・。 恭子は悪女だったが、少なくとも運命から逃げずに運命と戦った強い女だった。ワタシは好きだった。 時代背景に苦しい所はあったが、いいドラマだった。 ~~~☆ここから急に現実にモドリマス(>_<)☆~~~ あ、思い出した・・・! 離婚して父親を選びなかなか会いに来ない大学生の息子に、ワタシは「お母さんを捨てないでね(T_T)」なんて情けないこと言ったことあったっけ(;一_一) あ~、ハズカシイ!(笑) 少しは恭子のように毅然としなくちゃネ、ほんと!!!(笑) え?でも・・・、「涙も武器」って考え方も無くない(~o~;? ヨシ、ワタシは泣きながらガンバロウ~!(;;)!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月13日 14時19分14秒
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