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「おい!、お前」
「お前、これ読んでや」 「なんや、お前役たたんなぁ」 これは先週、実習中に小学1年生に言われた言葉です。 「おいおい~、なんなんだ?」 とてもびっくりしました。 私は4年生担当なのですが、授業参観ということで、 1年生のクラスにお邪魔させてもらい、 授業の方法を勉強させてもらいにいった時のことです。 教室に絵本がたくさん置いてあって、それを読んでくれというのです。 チャイムがなり、授業中になったので、 「今はもうチャイム鳴ったから無理やね。 休み時間ならいくらでも読んであげる」 というと「役にたたん!」らしです。。。 蹴っ飛ばしてくるし。。。 「お前なんて言葉遣いよくないね」なぁんて言ったって聞く耳なし! それ以来私は彼から「お前」と呼ばれています。 机に座っていられないから、あちこち歩き回り、 先生のいうことにもほとんど耳を傾けません。 学校内でも問題を抱えている子どもではあるようです。 でも。。。 昨日彼のとてもすごいところを発見しました。 鉄棒がものすごく上手なんです。 高学年の男の子だってできないような高い鉄棒で、ひょいっっとなんなく逆上がり! その姿はとても力強く、きれいでした。 身長だって一メートルそこそこでしょう。 鉄棒にやっと手が届くくらい。 「すごいなぁ、U君、ほんまにめっちゃかっこいいわ!!」 心から思いました。 その時に彼のうれしそうで得意そうな顔が忘れられません。 で、よ~く考えてみました。 確かに「お前」呼ばわりされているのですが、 「お前」なりに、廊下で会えば挨拶もするし、目を合わせます。 この子はきっと今はこんな風にしか表現できないんかもなぁと思えるようになりました。 初めは言われた言葉だけにとらわれてしまい、「なんてこったい」と思ったのですが、 それじゃあダメですね。 長い時間かけて、ゆっくりと子どもと向き合う。 そして子どもの「いいとこさがし!」 私の大きな目標になりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 11, 2005 05:40:37 PM
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