1863366 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ソクラテスの妻用事

ソクラテスの妻用事

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011年07月20日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
日本民族という単一民族論がある。そこで、素直にその事を考えてみた。なぜそう思ったのか――。それなりに歴史好きだから、古代、日本国家の成立に興味があった。未だに、好奇心は持っている。 が、それとは違う好奇心が湧いてきたのだ。
目は沖縄にいく。先日、NHKで予告特集をやっていた。仲間由紀恵主演、琉球王朝時代を描くドラマの特集だった。かつて、首里城を観たことがある。その前に、あの日本三大「がっかり」の 守礼門(しゅれいもん)で、着物姿の沖縄美人と記念写真を撮った。3日間、沖縄の方々と泡盛を飲み続け、ぶっ倒れてしまった記憶がある。
だが、鮮明にインプットされた――沖縄には、琉球文化があるんだ、と。その文化は、独自のものであり、日本本土よりも古いものと思った。古代から、沖縄は国際ハブ国家だったのだろう。
「ハブ」は、蛇のハブではない。誤解されると面白いと思いながら、ハブを使った訳ではないのだ。まじめに「沖縄は、ハブ国家だった」と、思ったのである。古代から、沖縄は海洋交易国家だった。中国・朝鮮・南シナ海に面した国々と交流していたのだ。それには高度な政治感覚が必要だったものだろう、とも想像できる。武力を背景にしたものではないからである。
日本本土を顧みると、古代から朝鮮半島・中国からの帰化人が、日本文化黎明期の担い手であった。日本文化であるから、幅と領域は広い。換言すれば、日本文化の全てとも言えるだろう。

弥生時代は、紀元前500年頃から、と言われている。稲作文化が日本に入ってきた、そう教科書で習ったものである。その時から、素朴な疑問があった。米作りのノウハウだけを取り入れたのだろうかと。そうではないだろう。米作りの人々が日本列島に移住してきたのだろう、と。

古代、米作りは、今でいう超ハイテク産業だったのだ。高度かつ緻密な技術と計算が必要であったはずだ。「水は高きから低きに流れる」、文字通りの水田開発がなされ、その灌漑設備は、寸分のくるいもない精度が求められる。また、イネ自体の植え時も肝心である。天文学の知識が必要だ。しかも、人海戦術的要素がある。つまり、集団での作業が伴うのだ。古代から、幕末まで、米は金(きん)でもあったのだ。
幕末というと、たかだか150年前の話である。

目を北に向けよう――北海道である。縄文時代は、東北・北海道南部が一大文化圏となっていたようである。それは紀元前8000年前、5000年前、3000年前の話である。さらに、北海道の古代史は複雑そうである。オホーツク文化圏もあった。オロッコ人もいた。
北海道というと、アイヌ民族の大地だった。だが、アイヌ民族と単純、単一に言えないようでもある。樺太アイヌ・千島アイヌ・北海道アイヌと居住地域別の文化があったようだ。

ある札幌の友人は、4分の一程が、ポルトガル人との混血と聞いた。どうも幕末に混血したようであると。それもポルトガル人の先祖は、女性だったと。この事にも、好奇心が湧き出ている。調べてみたい――幕末、石川県でポルトガル女性が日本人男性と結ばれ、その子孫たちが、北海道に住んでいるのだから。

そうそう、話がだいぶそれていた。 女優・仲間由紀恵さんから始まったのだ。数十年前から、沖縄出身者たちの活躍が目立つ。音楽・芸術・スポーツ等など。テレビでしか会う事が出来ない方々であるが、好感が持てる人物ばかりである。とても大らかで、明るい。しかも、明晰な人物イメージを持つ。

日本民族は、単一民族ではない。そのほうが、これからの日本にとって都合がいい。都合をいうと、嫌な匂いが漂うが、これまた誤解のないように付け加える。島国根性からの脱出。それが今の日本に求められている。もともと日本人は、島国根性を 持っていなかったのだ。江戸時代の鎖国が長すぎた。300年?か―。

その後、明治政府の45年間は、開明期だったから、島国根性はなかった。その後が、再び鎖国的状況となった。神国日本の旗印がタナビキ、強制的に単一民族の幻想が国民に植え付けられたからである。そう思っている。

事実は、日本民族は単一文化・民族ではない。ゆえに、日本国国民は国際舞台を股にかけ、躍動できる、と言いたいのである。
事実程、強いものはない。なでしこジャパンのように自信と勇気を持って、世界に羽ばたくのだ。それが本当の日本人像である。そう思うこの頃である。

↓↓↓見解が異なっていても、クリックしていただきたいなあ~エトピリカより。

にほんブログ村 小説ブログ 短編小説へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年07月21日 07時28分34秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.