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直前の茫茫録に効果音を入れるのを忘れました。同じ文章を読まされるかた、ゴメンナサイ。
ちかごろ、「(笑)」という効果音(笑)をいれるのを意識して減らしております。しかしながら、『春いちばん』を読み返してみると、効果音がなければ誤解と偏見をまねく(笑)怖れがなきにしもあらず、と思われます。そういうことでして、けっして、今回手抜き、というわけではございませんから(笑)。どうでしょう。すこしは文面から受ける印象はかわったでしょうか…。 ことしの春一番は2月23日だった。その日あったことを書いておきたい。 夜の10時すぎに、新宿ゴールデン街の某酒場から電話があった。 ―茫茫さんは、おかまなの? そのママがいきなり訊く(笑)。 ―は? ―茫茫さんはおかまじゃないかっていうのよ、みんなが。 みんな、というのは電話の向こうで笑っている男たちのことらしい。 ―男どもがどう言おうとカマワンですが、ママまで一緒になってなにを言うですか。 ボクの気持ちがわからんですかね。 ―アラ、そうなの。電話かわるからチョット待ってね。 電話に出た男たちは、さも愉快そうにわたしに対する疑惑の例証をした。要するに、わたしの話し方が優しすぎるのがアヤシイ、という。 よけいなお世話である。生きててスミマセン、というデリカシーはついにかれらの理解の外であろう。優しくなければ生きている資格がナイ、というハード・ボイルドの世界にも縁なき衆生であるな。 かれらの名誉のために書き添えておくが、ふだんは並々ならぬ知性と教養の隠れもない紳士たちなのである(と思う)。だが、春一番にあたったのがよくなかったね(笑)。 (以下略) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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