BOWと主人の雑記帳

2006/10/05(木)23:02

回想記その5  ドーソンシティー

北米・旅(19)

ご無沙汰していた北米チャリ旅回想記! 久しぶりに書き込みたいと思います! ユ-コン準州ホワイトホースを出発して8日目、クロンダイクハイウェイの終着地ドーソンシティー到着! ここドーソンシティーは100年前のゴールドラッシュで何もない荒野に数年で突然出来た町! そして約10年でゴールドラッシュの沈静と共にゴーストタウンとなってしまったという奇妙な町です。なので町並みは西部開拓時代のウエスタン調?な町なみで道路は殆ど未舗装という良く言えば趣のある悪く言えば埃っぽい町です。 しかし僕はこんなドーソンが大好き! 以前のカヌートリップのときもそうでしたが、今回も2日間の滞在予定が4日間も滞在してしまいいつもの事ながら予定狂わせの町です! その原因はこの町のユースホステルに集まるお馬鹿な冒険野郎達 カヌーで有名なユーコン川やTop Of The World Highway 、カナダ最北のデンプスターHigh wayなど冒険心をくすぐるステージのゲートウェイ的な町!いわずと頭の回線の2.3本切れた連中が集まるのです。 バイクで世界一周中のイケメン君 ジェシー 日系カナディアンのポールとオージーの??名前忘れた。オーストラリアをママチャリで横断の後ユーコンの川旅していた。 このボート(手作り)でアラスカ西の果てのベーリング海まで行くというドイツ人のクリスとステファン その他、世界をまたにかけるバックパッカーのジョディー!(お金がなくなりここで夏の間働き旅を続けるそう) ヒッチハイクでカナダ最北の町イヌービク行くというコリアンの女の子! マッシュルームピッキング(マツタケ狩り)で一儲けしに来たサンタのおじさん! などなどかなり脳みそのイカレている人々がたくさん! そしてみんな誰もが自分は正常だと思っている所が面白い。 ここでは地位や名誉、経済力など一般の社会での価値観と言う物が存在しない。 いかに過酷でぶっ飛んだ旅や経験をしてきたかと言う事が評価基準であり尊敬を集めるのです。 そんな愉快な仲間たちと夜な夜な町へ繰り出し目の保養でカジノへ行き!カンカンダンスで美脚に酔いしれ その後は決まってピンクバー(けして如何わしいバーではない)で閉店までの飲んで歌って踊って最後はバンドをジャックしてもうわけが分からない! そして帰宅後「明日こそはクローンダイクブレックファーストを食べに行こうぜ!9時集合9時」とみんなで言うのに誰一人起きてこない僕も含めて・・・ まあとにかく楽しかった 昼間は昼間で大忙し、食料やチャリのメンテナンス、デンプスターハイウェイの情報収集などあまりのんびりとしていられない。 ゴーストタウンといわれるドーソンも夏は観光客が押し寄せる観光の町! 一通りのお店や施設は一応揃っているので助かった。 一番心配だった自転車のメンテナンスも町外れに小さな自転車屋さんがあり、デンプスターを走る旨を伝えると本格的なメンテナンスをしてくれ色々と情報をくれた! そして一番困ったのが食料! これから走るデンプスターハイウェイは740kmの未舗装のダートロード そして食料を調達する所がない。(実際500km位の間GS兼モーテルが1箇所あっただけ)最低10日分は用意しないとやばい様なのだが、積載能力の乏しいチャリ旅で10日分の食料を積むと言う事は不可能に近い。 そんな僕にある名案が そして向かった先はデンプスターハイウェイのあるノースウエスト準州の観光案内所!そしてデンプスターへ行きそうな人に片っ端からナンパ「僕の食料360km先のイーグルロッジまで持って行ってくれませんか?」って! そしたらある親子が快く引き受けてくれ5日分の食料を運んでもらう事になったのでした! 出発の準備も整った3日目の夜、みんなに明日の出発を告げ最後の夜と言う事で例のピンクバーへ翌日の事もあるので早めに帰ろうと思ったのですか、案の定帰れないと言うかノリノリになってしまい結局閉店まで そして翌朝、晴れの予報が見事外れてどしゃぶりの 途方に暮れているとニヤニヤ顔のドイツ人のクリスとステファン! 「こんな雨じゃ出発できないね!」と僕の自転車を屋根下にいれ「じゃぁ夜8時ピンクバーで」 といって出かけていきました。そしてこの日の夜8時ピンクバーへと向かう僕でした・・・

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