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テーマ:家を買った後のこと。(374)
カテゴリ:サンパウロの生活
昨日は引越しの敵を書きましたが、今日はインテリアの敵!
ずばり、 だんな です。 普段はとっても仲のよい私達夫婦ですが、最近の家の備品購入の際には結構対立しています。 二人とも基本的にケチなんですが、 だんなは とにかく安ければ何でもよいケチ わたしは とにかく納得したもの以外は絶対に財布のひもを緩めないケチ と、性質が違うので、お互いにイライラしている訳です。 旦那は必要なものを買いにホームセンターに訪れた際に、全て店内にあるもので安いものを買いたがるのですが、私は気に入ったものがなければ 他のホームセンターなどに足を運んで、気に入ったものにめぐり合えるまで妥協しないのです。 今まで私が妥協したものは シャワーBOX トイレのメタル備品 クローゼットの扉の材質 です。 毎回何かを買うときや契約をする際、値段がぐっと安くなりそうなとき、夫の目がぎんぎんと輝きだし、 「LUANA,いいだろ??」 と、有無を言わさぬ凄い眼力で聞いてくるため、ちょっといやだなと思っても、なんとなく彼の雰囲気に押されて、OKを出してしまっていました。 ちょっとでも、返事をためらうと、眉間にしわを寄せ、マユを「八の字」に曲げ、”タコ”のように口をすぼめ、不満いっぱいの強烈な表情をするので、不思議と なんだか私がまるで我侭で贅沢な融通の効かない女のように感じてきて、ちょっぴり自己嫌悪気分になってしまうのでした。 元々は 今回のアパート購入に関しても、面積の狭い小さなアパートだからこそ、LUANAの望みどおりのインテリアにしようと言ったのは 旦那。 しかし、そうして出来上がっていくアパートを見て、コレじゃあまずい!旦那に全部押されて、理想のインテリアとは程遠いものになってしまうではないかと危機感を感じ始めました。 それを強烈に感じたのは ガスレンジを購入した電化製品メガショップでの出来事です。 そのメガショップはテナントに家具を売っているところがありました。 ざっと見回すと、私達が買おうとしていた二人がけソファの横に足が伸ばせるように座席部分が伸びた、L字っぽいソファがありました。 値段を見ると、私達が見つけたソファ工場の格安のソファの約半分の値段!! ダンナの目がきらきらと輝き始めました。 興奮した口調で、 「安いよ!これ!これにしないか?」 と聞くではありませんか。 私はサイズや形には特別こだわりがなかったので構わなかったのですが、色と素材がいただけない。 真っ赤 で、 使い古したマットのようなよれよれの布地 だったのです。 布地さえ変えれば大丈夫だったのですが、店員によると、オプションはないとのこと。 ががーん。赤って言っても、最近はやりのオレンジがかったような芸のある赤ではなく、日の丸の赤! 旦那は執拗に私に決断を迫ってきます。 「布地ぐらいいいじゃあないか。すぐ慣れるし、しばらく使って、すぐ張り替えてもらえばいいんだからさ。ソファーカバーをつけてもいいし。」 私は知っています。 私達の最初のソファを購入したときも同じだったのですから。 腐ったような濃い緑色の布地にほとんど見えないような無意味な模様が入っており、形も中途半端な世にも醜いソファだったのです。 そのあまりにもの醜さに ソファカバーを外さずに使わなかった日はなかったほど。しかも、スポンジ部分がなくなり、バネを尻に感じ始めても、今だ我が家にひっそりと存在している醜悪ソファ。 いくら安いからといって、何であんな醜いソファにOK出してしまったのか・・・悔いても悔やみきれません。 次のソファも格安でしたが、家族全員がゆったり座れる大型ソファで、布地も形もよく大満足でした。これは 閉店セールで破格で手に入れたもの。 しかし、背もたれ部分を歩いたり、飛び跳ねたりする子供のせいで、スポンジがへこんで、布地も猫のせいでぼろぼろになってきましたが、張替えする金額で他のソファが買える!と、張替えはしないこととなりました。 それに、ソファーカバーも結構高いのです。 その格安ソファーの半分ぐらいの値段はするでしょう。 それなら最初から満足できるものを買った方がいいのでは、と思い直し、「NO」と言いました。 やっぱり旦那は ため息をつき、例の困惑の強烈な表情をしましたが、私は絶対に折れず、「NO」ともう一度言いました。 その売り場を去るとき、旦那はずっと文句をいい続けましたが、私もはっきりと言い返しました。 「あのねー、私が選んであなたが気に入らないときは、たとえ安くても、絶対受け付けないよね。 それに、あなたのお母さんのソファ購入に付き添った際も、この素材はどうだああだとか文句言っても、私に言うような小言は言わなかったよね。 私よりお母さんの意見の方に一目置くのはどうしてかしら?」 この一言で黙りました。(笑) どうして、男性はそこまで母親に弱いのかしらね? 最近の私達夫婦はこんなアホな喧嘩ばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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