朝はパン、夜はごはん

　水曜日は遠くまで仕事に行く日。帰宅するとへろへろになっていることが多い。今夜もへろへろだった。帰りの電車、バスの中はずっとうとうとしていて詰碁もやらなかった。
　家について、きのこ入りわかめスープとヨーグルトを食べたら少し元気になった。帰宅が遅い日は、夕方の休憩時間にパンとソーセージを食べるので、帰ってから食べる必要はないんだけれど、こういう胃に穏やかなものを食べると気持ちがほっとする。

　そしたら一局、打ちたくなってしまった。軽い食事をして時刻は23時を回っている。思いっきり早碁設定をしている人か、サドンデスの設定をしている人と打とう。どうしても打ちたい。

　KGSに行ってみたら、8kの人が持ち時間10分、切れたら秒読み20秒を2回という設定で対局相手を募集していた。プロフィールをみたら最近8kに落ちたようだけど6kまで上がった実績があった。今私は7k。この人が申し込みを受けてくれなかったら今日は諦めると決めて、対局申し込みをした。

　私が白番で対局が始まった。序盤、白は全然足が地に着いていないという感じで、不安定な布石だった。白を持ったときは先にちょっと地を稼いで安心してから戦いに入りたいと思っているんだけど、序盤早々に弱い石を攻められてしまった。その石をなんとかしのいだときには黒が優勢な状況。ついでに私の持ち時間が切れて、一手20秒で打たなければならなくなってしまった。何とかここを打破しなければ、と思ってたら、黒のほうが優勢と気がゆるんだのか、攻めが甘くなった。私も時間に追われて悪手をいっぱい打ってしまったけれど、黒の甘いところを狙って打ち、なんとか時間切れ負けは免れた。でもちょっと黒がいいかな。

　終局して白の2目半勝ち。おお、いい勝負だったんだ。

　あとで棋譜を再生してみたら、大きな黒石を殺す手があったことに気づき、がっくり。もうちょっと中盤の戦い方を何とかしなくっちゃ。とりあえず、2,3年前に買った加藤正夫先生の「パワーアップ中盤・終盤」をやろうっと。この本、もう新本では手に入らなくなっちゃったのね。去る者は日々に疎し、とは言うけれど、ちょっと淋しい。