テーマ:クラシックロック(754)
カテゴリ:71年英国
前回のリーフ・ハウンドでピート・フレンチが素敵すぎたんで、久々にアトミック・ルースターを聴きたくなってきましたよ。 運良く彼が在籍していた時のアルバムがあったんで踏み台に乗って棚から取り出しました。 デビュー作時のメンバーはヴィンセント・クレインのみとなり、ジョン・カンとポール・ハモンドは2作目から、ピート・フレンチはこの3作目からの加入。 しかし4作目ではクレイン以外は全員いなくなるという「さすがは人事異動の宝庫英国ロックですね!」と拍手したくなる事態となってます。 ちなみにカンがここに来る前に在籍していたアンドロメダのレビューは戯言に1枚あるよ。 うむ…やはりこのバンドかっこいいわ。 1曲目から叩きつけるようなピアノとちょっとかすれたシャウトで聴き手のハートを鷲づかみ。 リーダーであるクレインの鍵盤が大活躍なのは言うまでもないけれど、ギタリストもまた有能な弾き手なんでしびれそうな刻みやトーンがいろんな場所でこんにちは。 そのカンは歌ってもバッチグーな人ですが本作ではギターに徹しています。 フレンチとデュエットなんぞした暁にはそのあまりのかっこよさにちびる人続出だろうなあ…。 何曲かはインスト。 鍵盤×弦×太鼓のアンサンブルを存分に堪能できます。 よどみのないストレートな正統派ブリティッシュ・ハード。 クレインの迫力あるオルガンやピアノを楽しむのもいいし、カンの名人技と言っていいギターにうっとりするもよし。 フレンチのカラフルな歌いっぷりに感心する人も多いだろうしハモンドが繰り出すリズムを追っかけて遊ぶ人も多いことでしょう。 この後分解するとはにわかには信じられないほど、4人のまとまりは最高です。 ボトムがしっかりしてるからベースレスってのは言われなきゃ気付かないよね。 再発に際して9を追加。 あちこちのコンピで目にするカンが作ったキャッチーかつハードロッキンな名曲です。 この曲だけはカンがリードで歌ってるっぽいな。 悲しいことにクレインもハモンドも鬼籍の人。 クレインは実に生き生きと弾いていて、ここで聴いてる限りじゃ17年後に自殺してしまうなんてとても思えません。 クレインの未亡人が作ったサイトを発見しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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