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英国ロック好きの放言

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2007年05月11日
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カテゴリ:60年代英国

  1. 21st Century Schizoid Man 21世紀の精神異常者 (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  2. In The Court Of The Crimson King クリムゾン・キングの宮殿 (McDonald/Sinfield)
  3. Get Thy Bearings ゲット・ザイ・ベアリングス (Donovan)
  4. Epitaph エピタフ(墓碑銘) (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  5. A Man, A City ア・マン・ア・シティ (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  6. Epitaph エピタフ(墓碑銘)(Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  7. 21st Century Schizoid Man 21世紀の精神異常者 (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  8. Mantra マントラ (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  9. Travel Weary Capricorn トラヴェル・ウィアリー・カプリコーン (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  10. Improv: Travel Bleary Capricorn (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  11. Mars マーズ (Holst)


  1. In The Court Of The Crimson King クリムゾン・キングの宮殿 (McDonald/Sinfield)
  2. Drop In ドロップ・イン (Fripp/Lake/McDonald/Giles)
  3. A Man, A City ア・マン・ア・シティ (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  4. Epitaph エピタフ(墓碑銘)(Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  5. 21st Century Schizoid Man 21世紀の精神異常者 (Fripp/Lake/McDonald/Giles/Sinfield)
  6. Mars マーズ (Holst)


Robert Fripp
g
Ian McDonald
woodwind, key, mellotron, vo
Greg Lake
vo, b
Michael Giles
ds, per, vo
Peter Sinfield

cover painting “The Four Seasons” by P.J. Crook

 またしてもベタベタなチョイスですね。
 ELPキング・クリムゾンってつまんねーパターンだなあと思われても別にいいです。
 だってクリムゾンを選んどけば次にレビューする候補がたくさん…ブツブツ…

 グレッグ・レイク在籍の1作目は戯言の方でレビューしてしまったので、第1期のメンバーによるライブ盤を出してみますよ。

 97年に出た2枚組ライブで、豪華な箱入り。
 写真満載64ページのブックレットが付いていて、日本盤はそれの全文訳まで。
 「写真は一瞬のマジック」とはよく言ったもので、ELPではあんなにポンポコだったレイクが心なしか美形なんですけど…

 ディスク1の4曲目まではBBCラジオ・セッション、5~7は1969年11月ニューヨークのフィルモア・イースト、8~11は同じ年12月サンフランシスコのフィルモア・ウェストでのライブ。
 ディスク2はすべてディスク1のフィルモア・ウェスト公演から2日後に行なわれた同地でのライブ。

 スタジオ盤1作目と2作目からの曲の他に、ドノヴァンホルストの曲も重要なレパートリーだったみたいね。

 曲によっては3パターンも登場してるんだけど、ちっとも飽きません。
 演奏は的確で安定していて、これを聴く限りじゃこの5人での活動は末期の状態だったなんてまったく思えない。

 イアン・マクドナルドによるサックスは紳士的な風貌とは不釣合いなほどに暴れていて間違いなく主役の1つ、ロバート・フリップのギターも時として不協和音ギリギリ。
 しかし静のパートの導入が実にさりげなくて、みんなの息はぴったり。
 “エピタフ”でのメロトロンは泣けるなあ!

 今では高音がきつくなっているレイクの歌唱も21歳当時ならスタジオ盤とほぼ変わりません。
 そのレイク、“21世紀の精神異常者”では興奮の叫び声を上げています。

 これで音質さえもう少し良かったら、スタジオ盤と騙すこともできそうだよね。
 これだけ迫力あるパフォーマンスならば、小汚い音質でも「かっこいい演奏の一部」としてプラスに転じてしまうのです。

 聴けば聴くほど「彼らはライブ・バンドで間違いない!」と思える豪作です。


KING CRIMSON和訳集という素敵なサイトがあります。
英語に弱い者にとっては心強い味方。
大好きなあの曲の歌詞がとんでもない内容で赤面したこともあったっけ。
クリムゾンだけじゃなく、関連ミュージシャンも多数扱っています。


ドノヴァンの“ゲット・ザイ・ベアリングス”「ハーディガーディ・マン」に収録されてますが、ハテ、こんなに暴虐的な歌だったかしら。







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最終更新日  2007年05月11日 16時24分47秒
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