カテゴリ:アメリカ
words and music by Manowar
前回出したラビットから適当な行き場がなくなりました。 いい機会なので英国ロック中心人脈図には登場しにくいバンドをいくつか取り上げることに。 で、暑い時には熱い音楽を聴いてさらに不愉快に…じゃなかった、いい汗かきましょう! ってことでいわゆるヘヴィ・メタルと呼ばれる方々を出してみます。 さてマノウォーです。 「偽りのメタルに死を!」との謳い文句、鍛え上げられ(過ぎ)たマッチョな肉体、加えてジョーイ・ディマイオ閣下の発言は抱腹絶倒多々と来れば(ウケ狙いじゃなくて本人はいたって真面目だから余計に可笑しい)、お笑いバンドと思われても仕方がないのです。 見る人によってはハーレーにまたがるムキムキマン4人をかっこいい!と思うかもしれませんけどね! キャラが濃いもんだから、マノウォーは存在を知ってから音を聴くまでが長かった。 この1作目は抵抗なくレジに持っていけたけどジャケが恥ずかしいアルバムも多数だしねえ。 でもね、実際に聴いてみたらこれが良いのなんのって。 予想をはるかに超えて徹頭徹尾正統派ヘヴィ・メタルです。 メロディは何も難しいことはやっていなくわかりやすいもので、しかし単調ではなくストレートで男気溢れてます。 もうね、素直にかっこいいなーこいつらって思えるんだよ。 メロディアスな部分もたくさんあって、デビュー作にしてはかなりクオリティは高いんじゃないかな。 閣下が偽メタルを忌み嫌っている理由がわかるってもんです。 エリック・アダムスはよく高音スクリームしてますが、サウンドにマッチしているようで違和感はほぼなし。 中音部を聴けば声質そのものはまったくフツーってことがわかります。 ぎゃーぎゃーわめき型ではないし、デス声でもない。 なんとなく、すんごい綺麗な声も出せそうな気がします。 6ではオーソン・ウェルズがナレーションやってます。 このおっさん少し前までは雑誌の英語教材の広告に必ず登場してたけど、今はどうなんだろうね? 続く7ではロッシーニの“ウィリアム・テル”をアレンジ。 しかも2分間のベース・ソロだぞ! ラストではキャラに似合わずロマンチックに歌い上げていて(中盤過ぎに少しだけ)、やってることは多彩です。 公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月21日 19時55分56秒
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