カテゴリ:76年英国
120番まで5枚ほど人脈無視のチョイスをしてきました。 そろそろ英国方面に戻ります。 私のCDラックは左上から右下に向かってABC順に並んでいます。 記念すべき再スタートということで、それの先頭に鎮座しているこちらのOという名のバンドを取り上げることにしました。 いやそれよりもさ。 正しいバンド名は結局どれなのよ? 私が買った西ドイツの鶏レーベルではア・バンド・コールド・オーだけど、「英国ロックの深い森」ではオー・バンドになってる。 ぐぐってみればどっちも出てくる始末で…。 加えて頭文字「A」のバンドとして紹介するのも何か変な気がしてきた。 まーいいや。 今更変えるのも面倒くさいんでAのまんまでいいや。 かなり長いこと売れ残っていて、お店に行くたびに「どうしようかなー買ってみようかなーでもジャケがなー」となかなか手を出せずにいました。 そのうちお店の人も見切りを付けたのか、720円にまで値下がり。 よっしゃ買おう!この値段なら多少疑問符でもいいし!と買ったのでした。 だがいい意味で期待を裏切られたね。 まずピックス(ゲイリー・ピックフォード・ホプキンスって名前でも売名してます)の歌声がモロ好み。 甘くてわずかに舌足らず、少々ハスキーな箇所もあって。 結構かわいい声してるんですよ。天然アイドル系っていうかね。 んでジェフ・バニスターが弾くピアノが最高! メロディ楽器と打楽器、両方とも入っていて高音部を奏でるとちょっぴり切ないんだ。 チャッチャと軽快なリズムギターや何やら官能的なスライドも素敵。 ギター担当がスライドとペダルスティールだけ弾くってのもユニークだよね。 リズム隊は暴走しすぎることなくしっかと底辺支えてます。 よーく聴くとシンバルの使い方がニクイな。 楽曲もよく練られていて、クオリティの高いハード・ポップがずらり勢ぞろいですよ皆さん。 目に見えて叙情的ってわけではないんだけど、どこか切なげなんです。 その一方でリゾートっぽい感じのゆったりとした陽気な曲も入っていて、このピックスって人はかなりすごいライターに違いない。 1曲目は曲名こそこっぱずかしいけど名曲中の名曲だと思うなあ。 あまりに名曲揃いで興奮してしまった私は、買ったその日からしばらくこればっか繰り返し聴いてました。 そしてジェフが参加しているほかのバンドが気になったり、ピックスが歌っているアルバムを探したり。 10からの3曲はボーナス。 “ア・スマイル・イズ・ダイアモンド”はやっぱいいわー。 このバンド、曲はいいし演奏力だってそれなりにあると思うんだけど、知名度は高くないよね。 いったい何が敗因だろう? プロモーション失敗? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月26日 17時11分09秒
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