ナポレオン列伝 完結?
毎度あり。今日はナポレオン列伝 完結です! さてさて話はすすみ・・・! ワーテルローの戦いに敗れて再び島に流されます。 島でナポたんは、肉体的にも精神的にも追い詰められました。 【たった一人の捕虜】を見つめる【三千人の看守】の目。 ・・・セント・ヘレナ孤島・・・ 妻にも、子供にも、母にも、兄弟にもあえない。 ストレス・運動不足・体にこたえる熱帯の気候! 大好きな書物も差し止められました。(送られてきた宛名が皇帝になっているという理由だけで) 島の外では、ヨーロッパ中に反ナポレオンの中傷パンフレットが バラマカレました。 しかし、僕が憧憬するナポたんは、それでも【負けじ魂】で 跳躍したのです。 あのエルバ島でもそうだったように!! 同じく耐えるにしても、小さな魂は、不幸の重荷に慣れて おとなしく固まってしまいます。 大きな魂だけが 不幸の巌を足場としてそびえたつ!! ナポたんは常々、【午前2時の勇気】を語ったそうです。 【夜明け】から遠い、遠い真夜中、闇と孤独の中で 【夜明け】がくるのがどうしても疑わしくなる寒さの中で それでも【なにくそ!】という勇気を奮い起こせる人間は 少ないのだと。 ナポたんは最後の戦場で最後の戦いを開始します。 しかしながら、エルバ島の時と違って、戦いの目的は 脱出ではありませんでした。 今度の戦場は【未来】でした。 非情のの運命を炎の眼でにらみつけながら、 【我が真実】を伝え残さんと、猛然と回想録を 作成し始めたのです。 【私を批判するがいい!汝らは巨人の肩を 踏みつけて、俺はこんなに高く登れるんだぞ!と 自慢しているにすぎない。 そんな連中など時の潮とともに跡形もなくなるだろう。 しかし、未来の人類は、私の名が幾世紀もの谷間に こだまするのを聞くだろう!】 人生、同じ生きるならば、最後に 【ああ、我が一生は 面白かった!すべてやりきった!】そう言えれば なんて幸せでしょう! ナポたんが言い残した言葉に次のような言葉があります。 【それにしても、私の生涯は、何という小説(ロマン)であろう!】 ナポたんは地位を失いました。名声も。家族も。 苦労して得た全てを失ったともいえます。 でも、それが何でしょう? もともとゼロから出発したのではなかったか? ナポたんの人生には【失敗】はありましたが、 【停滞】はありませんでした。 【矛盾】はありましたが、時代の矛盾を鏡のように 映し出したものでした。 多くの【欠点】はありましたが、キラメク魅力と分かちがたく 一体でした。 ナポたんは立ち止まりませんでした。 栄光のときも没落のときも勝利のときも敗北のときも いつも【前進!前進!】 それゆえ、人生がロマンになりました。 ロマンゆえに 僕たちの心に生き続けています。おそらく永遠に! 僕も【前進!】を合言葉にしま~す! 結びに、【民主主義】とは、 英雄がいなくなり、万人が平等に凡人になるこでは ありません。 万人が、すべての男女が、英雄の気迫で立ち上がってこそ 【民主主義】に魂が吹き込まれるのです。 ナポレオンの軌跡は 僕らにこう呼びかけています。 道は開ける!勇気を出せ!あなたにもできる!と。この話が完結しません!僕達が引き継がない限り!そして後世にバトンタッチするまで!!以上っす。最後までお付き合いいただきありがとうございます!谷川様・富田様・穂積様叱咤激励をありがとうございます。