先だっての8月19日はバイクの日という事で
日経新聞に、あの平忠彦氏がシニア層のライダーに向けて、
楽しむための今時のバイクの乗り方を紙面で語っておられました。
思い起こせば氏の全盛期はバイク業界の全盛期でもあり、
テック21ブランドで資生堂とのタッグは関連業界外初のことであり、
ヤマハに限らず2輪業界にとって非常に良い話題でした。
ケニー・ロバーツとの85年8時間耐久レースは有名で、(ユーチューブ)
当日のNHKのニュースでもラスト30分でのリタイヤが報じられました。
資生堂もその後も数年、ヤマハとの関係が続き、
量産車にもTECH21カラーが限定で存在しました。
あの時代は主にモータースポーツを主体にした活動が目立って、
今に続く交通社会におけるバイクのあり方がおざなりでした。
勢いが無くなった業界は本当にトホホな状態で、
今回の日経のページに協賛の広告がカワサキとスズキがありませんでした。
こういったことは業界として如何な物かと思われます。
枠が取ってあったと見えて二箇所はタイラレーシングになっていました。
見る者が見れば一目瞭然ですので恥かしい限りです。
画期的な改善策はありませんし望むのも見当違いですので、
遅きに失したにせよ業界のおかれた社会責務を果たすべきです。
環境に配慮し違法脱法行為を排除する体質が問われます。
この業界が交通社会においてお荷物のような存在になっては話しになりません。
夏空 posted by
(C)違いがわかる男