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2007.02.14
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カテゴリ:ご陽気な日常ネタ

アクセス解析

バレンタインで思い出すことと言えば、男女共学に通っていたにも拘らず、女の子達からチョコレートを渡され、学校で一番女にモテるヤツになっていた、この私。
授業中に鼻出血は、毎年恒例のイベントだった。あ~、懐かし。

で、「もらってばっかりで渡したことないんか?」と聞かれると、実はあるのだよ。
それも、無理矢理っ!^^;


あれは高校1年の時。

とりあえず気になる男の子はいたけど、めっちゃ好き!ってわけではなかった。
この年頃は、好きな人の話をするだけで大盛り上がりだから、友達に聞かれたら、時折はそのS君の話をしていた。
因みにS君、男前好きの私が気に入るんだから、当然、男前っす(笑)


さて、2月14日。
その日は土曜日だったのか、午後からイベントがあったのか忘れたけど、4時間目までだった。

朝、普通に登校して、ぼちぼちチョコを受け取り始めて紙袋1つ分ぐらいになった、2時間目終了後の休み時間。
同じクラスの友人Y子とKも、私にチョコを持ってきた。

その時、Y子が私に確認するように言った。
「S君にあげるチョコレート、持ってきたやんな?」


・・・・・・はい?


ぽか~んとする私を見て、Y子の顔がみるみる険しくなった。

「もしかして、持ってきてないん!?」
「うん」
「なっ、なんでよ!?」

なんでよって言われても、渡す気がないんやから持ってけ~へんわ。

そんな私を前に、Y子とKがボソボソと小声で何やら話し始めた。
すると、Y子が私に渡すはずのチョコからメッセージカードを抜き取り、そのチョコを私の目の前にかざして、こう言ったのだ。

「これ、S君に渡しや。3時間目が終わったら、S君を呼びに行って来るから」


はぁ!?


「ローカの突き当たりの階段を降りたとこ、3階と2階の間の踊り場!
 あそこはあんまり人がいてないから、ちょうどええわ!」(※教室は3階)

ちょっと待て! ちょっと待てぃ!^^;


Y子とKが勝手に盛り上がってるところに、3時間目の英語の先生登場。
さっと席まで戻る2人(いつもはダラダラ戻るくせに)。

拒否する暇も与えられなかった私は、授業中に何とか2人と目を合わそうとするものの、奴ら、全然こっちを向こうとしない。
そうこうしているうちに、あっという間に3時間目終了のチャイムが鳴った。

この無謀な作戦は、絶対に阻止せにゃならん。
先ずは、やる気満々のY子をふん捕まえて、次にKを羽交い絞めにするか。

そう考えながらY子の方を見ると、


・・・・・・あれ?


Y子の姿がない。


と、「きり~つ」の後の「れ~い」が言い終わるか終わらないかのタイミングで、教室のドアのガラガラ~ッ!と開く音が。

ハッと見ると、Y子とKが電光石火、教室から飛び出して行ったのだ。


どええええええ~っ!!!!!


慌ててローカに出ると、2人は既に2つ向こうのS君の教室に辿り着いていて、明らかにニヤけた声で「Sく~ん」と呼んでいる。
そして、すぐに近寄ってきた彼と嬉しそうに話を始めた。


あかん、言いよった!
これで私が踊り場まで行かんかったら、S君をおちょくった(からかった)ことになる。
あああ、もうっ!!!


ってことで、私はやむを得ず、踊り場に急行した。




で、3分ほど待ったんだが、S君が来ない。
いやいや、来ない方がええ。その方が助かる。

そう思っていると、上部から視線が。


顔を上げると・・・・・・


Y子とKが、正に様子を見に来た瞬間だった。
私と目が合うや否や、「きゃああああ!」と意味不明の叫び声を上げて逃げて行く。


覚えてろよ~、お前らぁ!


そう思って、1分ほど経過。

来なさそうやし、そろそろ退散すっかな~・・・なんて、ぼんやり考えていると、今度は階段を上がってくる足音が。
教室は3階だから、2階から上がってくるのは無関係な生徒だ。

やれやれ・・・と安堵の溜息をついて、踊り場の大きな窓から見える景色を見ていると、足音が近くで止まった。

「あん?」と、やる気なさげに見ると・・・・・・


げげげっ! S君やんかっ!!
何でわざわざ2階に降りて、上がってくるねん!?



予定外+突発的イベントで頭が回らず、わちゃわちゃしていた私は、
「突然すみません。これ、受け取って下さい」
と、言うのが精一杯だった。


ああ、最悪なまでにベタな言い方や・・・。


「あ、はい、一応・・・」
と、何だか妙な返事をしてチョコを受け取るS君。

「どうぞどうぞ、先に行って下さい」

S君を先に3階に上がらせ、私は彼が教室に戻ったであろう頃を見計らってその場を離れた。


教室に戻って、私のチョコ渡しが完了したと知るや、キャッキャとお猿のように喜ぶY子とK。
お前ら、マジで近々シバいたる!・・・と、密かに復讐を決意(大袈裟)。


実はこのS君、学校で一番女にモテる男子で、チョコの数は私とタイマン張っていたらしい。
いや、彼が私に対抗意識を持っていたのではなく、周囲が勝手に言ってたことなんだけどね。

ってか、気になってる男子とチョコの数を張り合ってる私って、一体(泣)


で、この無理矢理告白イベントがどうなったかというと・・・

続きはまた後日^^





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Last updated  2007.02.16 10:55:51
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