映画祭の前夜祭で、大暴れ
きょうは、みすずかるしなのNAGANO映画祭の前夜祭。この映画祭、今年で第3回だそうですが、不覚にもわたしは、つい最近まで知りませんでした。というわけで(どういうわけだ?)、きょうはかなり楽しみにしていたわけですわ。きょうの前夜祭の会場は、善光寺の大勧進。お寺の畳敷きの広間に、映写機やスクリーンを設置し、みんながそこに思い思いに座っています。そして、スクリーンに映し出される、人間ドラマの展開に、じっと魅入っています。映画を、こういう環境で観るのも、またいいものです。上映作品は、「風花」という木下恵介監督の作品(1959年)でした。上映前に、「長野県を舞台にした映画だ。」との紹介がありました。主演の岸恵子さん、娘役で出ていた久我美子さん、お2人ともきれいに映っていました。そして、50年近く前の長野の風景も、わたしは、同時代を生きたわけではわけではありませんが、郷愁を感じるものでした。古い映画なので、ときどき映像が切れたりして、展開が読めなかったところもあったり、終わり方が唐突で「えっ?」と思ってしまいましたが、それでも映画自体のおもしろさは満足できました。映画って、こういう同時代の人間や風景、人々の息づかいが、スクリーンにつぶさに再現されていて、ほんとうにいいです。来週は、いよいよこの映画祭の本番です。回数券を買ってあるわたしは、ヨコハマメリーをはじめとして、すべてロキシーで上映される作品で、4本を観る予定です。当然、映画祭ラーメンも食べてきます!