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カテゴリ:ブルガリア行事
ブルガリアで4月といえば復活祭。その名も「ベリックデン」。
キリストが死んで3日後に復活したのを祝うイベント。 ブルガリアはブルガリア聖教という、カトリックやプロテスタントより もーーっと古いキリスト教と思えばよろしい。 それで、復活のシンボル、それは「卵」。ということで、この日復活祭に向けて、各家庭は卵をまあ最低、30個ぐらいは購入して、ゆで卵にして、それらを赤や黄色、青や緑。もう色とりどりに染める。 昔は植物染料などだったので、結構地味な色だったのだが、最近は思いっきり化学染料で染めちゃう。染まった殻に油性ペンや絵の具で装飾文様をほどこす。 それを家中に飾りまくって、お客さんなんかにもあげちゃう。 けっこう楽しいイベントではあるが、手間もかかる。 卵30個なんて全然少ない方だ。平均で50個ぐらいは染めるだろう。 また、この時期お花よろしく、卵の値段も急騰する。だから皆大体ニワトリを飼ってる。 その辺は抜かりない。 それで染めあがった卵を一つ選んで、誰かのと卵のお尻部分をぶつけ合う。 こうやって最後まで割れなかった横綱たまごを家内安全のために1年保存する。(殻が割れてなかったら腐らない。)というお祭りだ。 染めたりするのは好きだから、いいんだけど、50個のゆで卵を食べ尽くすのはかなり大変。 しかも横綱に負けたタマゴはどんどん食べないと腐ってしまう。いやでも食うべし。てな状態。 「復活祭」というか「タマゴたべな祭」になってるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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