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文の文

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カラスなぜ鳴くの?

ka

☆ おそれいる

どうやらカラスは巣作りの季節らしい。
我が家はベランダに朝日が当たる部屋なのだが
先日ふっと気づくと部屋に鳥の影が落ちていた。
影の形からするとハシブトガラスらしい。
これがひょいひょいとベランダを移動している。
見に行くとこちらの気配を察して飛び去った。

しかし私は見た。
あいつは針金ハンガーを咥えていた。
我が家の角ハンガーはステンレス製なので
そのきらきらに惹かれてやってきて
角ハンガーは運べないので針金ハンガーを持ち去ったのだろう。

その日は乾かなかったTシャツが
針金ハンガーを通して干し残してあったのだが、
あいつはその針金ハンガーを持ち去ったのだ。

つまり、干してあるハンガーからTシャツをはずしてだ。
ええーっ!と驚くが
さらに芸が細かいことにはそのはずしたTシャツは
竿にかけてあったのだ。2枚も。

いや、これはなにかの間違いかもしれんという思いもあった。
で、試してみた。
干すのはブラスティックのバンガーにして
ベランダの手すりに針金ハンガーを5本並べておいた。

これには全く反応しなかった。
わなだと感じたのかもしれない。

それで今日は
Tシャツ一枚だけ針金ハンガーに通し
(ほかはプラスティックで)
一本だけベランダの手すりにおいた。

気づくと手すりのハンガーはなくなり
針金ハンガーを通したTシャツは
やっぱりハンガーを抜かれて竿にのっていた。
それがいかにも自然にふわりとおいてあるのだ。

まことにまことに恐れ入る。

カラスの惑星のことなど考えてみる。

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☆ シーズン到来

どうやら今年は春が早いらしいなあと
そんなことを洗濯物で実感しています。

一昨日、洗濯物を取り入れるとき
針金ハンガーに吊るしていたはずのシャツが
角ハンガーの上にふわりと置いてありました。
で、プラスティックハンガーに吊るしたシャツは
そのままでした。

また去年のようなことが起こったのかと思い
昨日、試してみました。

Yシャツを2枚とTシャツを1枚針金ハンガーで
他のものはプラスティックハンガーで干してみました。
しかもYシャツの1枚はボタンをしっかりとめ
もう1枚ははずしておきました。

で、結果、
プラスティックハンガーには変化がなく
針金ハンガーのものはすべて
角ハンガーのうえにのせてあって
Yシャツのほうは2枚ともハンガーが残っており
Tシャツのほうのハンガーはなくなってました。

ううむ、なんだかそこでは高度な判断がなされていたようで

最初に針金ハンガーに狙いをつけて
3つとも竿からはずして角ハンガーの上に置き

ボタンのはまったYシャツからハンガーを抜こうとして
うまくいかなかったので
Yシャツというものはいかんのだな、と学習し

もう1枚のボタンのはまっていないYシャツには手をださず
はずしやすいTシャツのほうからハンガーを持っていった・・・

てなことを彼らはうちんちの狭いベランダで思案したんでしょうねえ。

今年も巣つくりの季節なのでしょう。
日付を見ると半月ほど早いみたいですが
ハンガー消失事件・・・
これが我が家の春の歳時記であります。

ka3

☆ 発見
カラスの巣作りは風雲急を告げているらしい。

我が家のベランダの針金ハンガーは
片っ端から持ち去られている。
もはや白の針金ハンガーは皆無である。

しかもここのところ
仁義のないカラスに目を付けられたらしく
例の「ふわり」がない。
落っこちていることが多くなった。
あまつさえ、洗濯ものが汚れていることさえある。
無礼である。

朝食時にベランダに現れ、
ひょいっと咥えてもっていくのを
家族みんなで目撃もした。
間抜けなことに
あ、写真と思ったころには敵の姿はないのだが
咥えながらあたりを睥睨するカラスの顔つきは
なかなかにふてぶてしかった。

しかし知恵がいまひとつらしく
取りそこねが目立つ。
下に散乱していたり、
ひっかかってとれなかったりもしていた。
確保した一本を手すりにおいて
もう一本のほうを先に持っていって
そのまま忘れてしまってることもあった。

いったいきゃつらはどこにそれを持っていくのか。
気になるところだが・・・
そうそれを発見したのだ。

ハンガーを咥えたカラスが
ちがう部屋の窓から見える大きな樹の枝にとまり
ひょいひょいと下のほうから上っていってるのをめっけた。

カラスはまったくもって慎重で
あたりをうかがって一段上がる。
いったんとまってまた確認して
4段くらいそれをやって葉の茂ったところへと
姿を消す。

まさにそこに巣があった。
うちんちの針金白ハンガーが山ほどあった。
そのようなしろものをはじめて見た。
嗚呼、おそるべし。


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