心に愛あふれる光の花を

2005/08/01(月)11:06

はじめての抱っこ

抱っこ法(9)

ずーっと前からやってみたかった抱っこ法。 自分でこうかな?と真似しながらやってみたこともありましたが、いまいちうまくいってるのかわかりませんでした。 我流でもそれなりに親子のキャッチボールができてたし、子供が困ったときにはすぐ私のほうに助けを求めにきてくれてるし、OKかなと思ってました。 でも今回、ナオのこともあるしやってみよう!と思い、直接セッションを受けることにしました。 癒しの子育てネットワークのほうで富山でセッションが受けれるか聞いてみたところ、富山の抱っこの会の窓口になっている方を教えていただきました。 早速連絡をとって、今日お会いできることになったんです。 お会いしてはじめて知ったんですが、その方は高岡養護学校の校長先生でした。 「今日ははじめてだし、カホちゃんとナオちゃんとお友達になります!」とおっしゃって、体を使った遊びがはじまりました。 「お子さんは大きいし、これはかなり体力がいるので是非お父さんに。」と、旦那が伝授。カホもナオも大喜び。 ひと遊びした後、ナオの普段の様子を聞かれました。 「う~ん、特に気にならないよ、大丈夫だよ。でもたぶんだいぶ我慢して内に溜め込んでるのは間違いないから、次回から抱っこしていきましょう。」と言われました。 我慢して、自分のほんとの気持ちを隠してるときほど親が困ることや危ないことをわざとするというのもわかりました。 ナオは家ではあまりやらないのに、高いところに上り始めました。 「ほんとに保育園でがんばってるだねぇ、首周りを触らせたがらないし緊張してるよ。こんなふうに危ないことをしたときは、ほうっておかずにちゃんとかまってやってね。決して高いところが好きだから上ってるんじゃなくて、寂しいからわざと危ないことをするんだから。」 あー、そういえば危ないからすぐ横で様子は見てたものの、それだけだったなー。 上ってるナオを抱っこするとちょうど横抱っこに。そうなったとたん、ナオは下ろせ~!と言わんばかりにもがきました。すると先生は、 「あ、いい感じ!よし、今日1回目の抱っこしよう!」と突然言われ、1回目の抱っこがはじまりました。 私がふつうに横に赤ちゃん抱っこして、先生がナオの頭のほうについて、足のほうに旦那がついて抱っこ。ナオは何をしてくれるんじゃ~!と怒ってもがくもがく!特に足は強いので、旦那は抑えるのに必死。 最初やってるとき、「これって嫌がらせ?ただ暑がってるだけのような・・・」と思ってました。 そのうち私のことをつねりまくり。それにはじめて噛まれました。めちゃめちゃ痛い! 「ナオちゃんは素直だねぇ、最初からこんなに暴れられるんだから。」なんだかそういってもらえるとうれしい。 私は抱っこしながらヨシヨシするのが精一杯でぜんぜん声かけできてなかったんですが、先生がかわりに「がんばってるよね、保育園。嫌なこともいっぱいあるよね、お母さんともっと一緒にいたいよねぇ。」とずっと声かけしてくれました。 声かけするたびに、そうだよう!と答えを返しているかのようにさらに暴れる。先生は「最初だし最低1時間はこの調子です。」と。それだけナオは寂しいのに我慢してきたんだなと思うとポロポロ涙が。 15分くらい暴れたでしょうか。あきらめたのか落ち着いて、今度は涙を流しながら甘えるように泣き始めました。 「お、甘えに変わったね。」といいながら、先生がナオの気持ちを代弁します。先生が言ったとがナオの言いたいことと合ってると、よけい泣くみたい。 やっぱり保育園に行きたくないんだ、我慢してるんだと思うとさらに申し訳なくって悲しくなって涙が。 「旦那さん、奥さん毎日とってもがんばってるから手に余裕あったら肩抱いてあげて」と、先生も涙ぐんでくれてるみたい。 そうしてると、ナオがすーっと寝ていきました。「ナオー」と言っても起きないくらいぐっすり寝てます。 「おー、30分で終わったね。これである程度溜まってた我慢が出せたと思うよ。ナオちゃんはとても素直だね、素直だしちゃんと甘えられるからこれだけ早く気持ちが出せるんだよ。」 あーよかった、ナオがまだその程度で。ほんとに気持ちの出せない子は、何時間もかかるし、1日目は暴れるだけで終わることも多いそうです。 「この分だと、あと2~3回の抱っこでだいぶナオちゃんも変わると思うよ。」 「泣く」って、一番の癒しですね。ナオも辛かったときその都度我慢せず泣けるようにしていってやりたいと思います。 1時間ほどぐっすり眠って起きたナオ。けろっとして遊んでます。 赤ちゃん抱っこは子供が一番リラックスできる抱っこ。そのリラックスできるはずの抱っこを嫌がるときは、だいぶ我慢している証拠です。 赤ちゃんのとき以来、今まであまりじっと横抱っこってしてもじっとしてませんでしたが、そのときからもう我慢ははじまっていたんでしょうね。 でも自分から私のひざの上に、横にごろんとなるようになりました。赤ちゃん抱っこしてやると前みたいに嫌がりません。お、いい感じ? カホも溜めてそうだな~。でもカホは自分から「抱っこ~」って赤ちゃん抱っこをしてほしがるんです。自分でわかってるんでしょうね、一番リラックスできることを。 でも決まって抱っこしたときに言います。「お母さん、お願いだからおばあちゃんになっても死なんでね。」う、うれしいではないか・・・ 「わかったよ。お母さんがんばって生きるちゃ!」

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