幸せは減りません。
私の大好きなドキュメンタリー映画「ガイヤシンフォニー地球交響曲」第4番に出演した、沖縄・伊是名島出身の木版画家「名嘉睦念」さんの言葉です。 沖縄の格言に生まれればちとし、 生まれたら90になる老人も生まれたての赤ちゃんも、 生を受けているという意味では平等だと。 生きているって事は、先に誰かが死ぬか分からないんですよね。 生きているっていう意味でみんな平等ですと。 だから生きている今をおろそかにするなと。 この世に生まれるって事はすでに生を受けた時点で祝福されているんですよね。 生まれた子供達に本当、知って欲しいっていうか、 もうこの世はね、この地球っていうか、この生っていうか、 素晴らしいんですよね。 でもそれは人に満たしてもらうんじゃなくて、 自分自身でやらなきゃいけないんですよね。 それは、絶対出来る。 ここはね、そういう所なんですよ。 世界中の子供達がたっぷり幸せを獲得しても この世の幸せは少しも減りません。 まだいっぱいあるんですよ。 ここはそういうところなんですよ、と僕はそう思いますね。 『幸せはへりません!』この映画の1シーンなのですが、睦念さんの優しい瞳に涙を浮かべながら、とても優しい口調でお話していました。『幸せはへりません』今年の春にDVD-BOXが発売され、第一番~第5番までが収録されているのです。私はこのDVDが到着してすぐに、第4番の睦念さんのシーンを観ました。睦念さんご本人も、睦念さんの作品も大好きです! DVD-BOXにサインする龍村仁監督と嬉しそうに眺める睦念さん。