カテゴリ:映画
とりあえず、画面が素敵。
可愛い、格好いい。 これは、文句無し。 で、"その理由"が血筋、というのは、ちょっとね。 結局、血筋から逃げられないんじゃ、ある意味、プリンセスの呪縛から逃れられない主人公と同じじゃないか。 いや、だから、クルエラが主人公たる所以か。 それと、なんか、各方面からの苦情とか、大丈夫? 特に、リバティ。 リバティ柄大好き者としては、苦笑するより、真に心配したよ。 さて これまで、ディズニーの実写モノとはかなり相性が悪くて、特に原作が大好きなダンボとマレフィセントには、その内容に憎悪しかない。 反対に、思い入れの少ないアラジンやライオンキングのまともさが羨ましい。 ジャスミンは、フィメールメタル。 (そういえば完全に記憶から抹殺している"魔法かけられて"は続編が出来るそうな……見に行く予定は無い) それから考えると、かなり好意的に観れた作品。 とにかく、画面は赦す。 改めて、パンクスは"ロンドン"パンクでオシャレな都会っ子、メタルは良くて地方の工業都市でダサダサ田舎者、というのがよくわかりましたよ。 パンクスはマーチンとか厚底安全靴がベースなんだけど、クルエラの靴、格好良かったな。 しかし、最後の公園でのクルエラのランウェイの内容は酷かったと思う。 何故、フツーのパンクにしなかったのか。 せめて、グラムか。 突然 これ書きながら思ったんですけど。 屋根裏でお裁縫、ってシンデレラへのオマージュ? そう、シンデレラは舞踏会に行く。 エステラは盗む為に建物に侵入するためだけど、理由は自らの存在を消して他人に成りすます為の衣装づくりだからねぇ。 シーンも、その理由も同じか。 この辺りは、なんかホントにステキだった。 母親が毒親 も、プリンセスシリーズへのオマージュ的な映画評も見たけど、シンデレラも白雪姫もヴィランは継母で、実母じゃないから。 これは間違ってるでしょ。 まぁ、クルエラがヴィヴィアン・ウエストウッド、継母バロネスはココ・シャネルは仕方がないとして、協力者のブティック(セレクトショップだな)オーナーの見た目がボウイ(それも大ヒット後)そのままなのがなんとも。 あれは、半分はフレディにすべきだった(ボヘミアン・ラプソディへの遠慮か?) それから、これも間違ってる、というより気になったこと。 最後に、え? イギリス貴族に、女性の相続権は無いです。 そもそも、父親の男爵(バロン)が亡くなった段階で、男爵の爵位とそれに伴う財産は相続権の順番で一族の男性に引き継がれます。 亡くなった男爵に息子がいれば、その息子が男爵に。いなければ、親族の男性に。 (王室とは違います) ちなみに、男爵夫人(バロネス)の呼び方もも息子の嫁に移るのがフツー。 だから、あのラストはおかしい。 エステラは男爵の子供で貴族の血筋かもしれないけど、男爵家の相続権は元々無い。 なので、当然、エステラが遺言で男爵家の財産をクルエラに譲ることも出来ない。 エステラがヘルマンホールを手に入れることは出来ない。 これは、意識的にやったんだろうか? 女性の権利を否定してる、と、暗にイギリスの階級社会を批判するなんて、誰かのイギリス王室バッシングみたいなで嫌だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.27 06:11:22
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