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ケアンズ…スローライフ日記

ケアンズ…スローライフ日記

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Cayco

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2008.07.28
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カテゴリ:ヒーリング&エコ
ケアンズって自然がいっぱい。
きれいだな マイナスイオン充満?

そんな気持ちいい体験は 
ずいぶんさせていただいてきましたが、

今回訪れたモスマン渓谷には、気持ち良さを超えた、
言葉では言い表しづらい感動を覚えた私。




場にあふれる神聖な気配に、
圧倒され、癒され、そして厳かな気持ちに。

「人間って小さいな」という想いと、でも
「地球は平等に包んでくれているようだ」という想いと、
何万年という悠久の時を、この森で暮らしてきた
アボリジニの人々に対する敬意。

更に、森に祝福されているような、
慈しみさえ感じた
のは私だけでしょうか?

とにかく、何かすごくない?ここ?



何故ここにやってきたかと言うと、
アボリジニ文化を学ばれたケアンズ唯一の日本人ガイド、
杉本さんが7月をもって10年以上続けた
このツアーを辞めてしまう、
と言う情報をキャッチしたから。

現地でもアボリジニガイドさんに
案内してもらえるのですが、
今まで何度行っても彼等は不在。

商売っ気がなく、
週末はお休みだからだそうで(笑)

案内していただいた森は、アボリジニの方に
伝わる聖地で、許可なしでは入れません。

入る前は、森に「お邪魔します」とお祈りします。



杉本さんのお陰で、アボリジニの方々の文化や
森での暮らしの一部分を知ることができました。




上の写真のように、ポキッと木を折って、道しるべを作っていたとか、

出産時は女性だけが小屋に入り、
赤ちゃんの名前を思いつくままに順番に言い続け、
おぎゃーと生まれた時に呼ばれた名前にするとか
(赤ちゃんが名前を選ぶのです)

胎盤を森に投げて、当たった木が
その子の守り樹になるとか。



これは、キャンドルナッツという木の実。

最初に白人を見た時、白い肌・金髪の彼等を
アボリジニの人達は神様だと思ったらしく、
色々なことをしてあげた。

夜、灯りがほしいと言う彼等のために、
油分の多いこのナッツをたくさんつなげて、
灯りを点してあげたのだそうです。





この水辺は虹色に輝いていて、
本当に清らかな美しさでした。

女性と子どもだけがここに入るのを
許されていたそうです。

周りの空気もキラキラ…



散策途中では、ソープツリーと言う
石けんがわりになる葉っぱや、
湿布の代わりに使えるという枝など、
森の恵みに驚くことしかり。

女性だけが、植物の使い道を代々伝え続けたそうで、
薬草だけでも1万種類は皆が覚えていた、とのこと。

本当に森と共存していたんですね。

白人が入って来たことによって、
そんな知識も今は途切れてしまい…

(ガンの薬が熱帯雨林から取れそうだとか、
今研究されてますけど)


私たちが気づかないだけで、本当は全て周りにある。

用意されている。


そんな発見をしました。
つながれるかどうか、だけのことなんでしょうね。きっと。





森にある素材で、こんな風にペイントしていた、
と杉本さんが実践して下さいました。

守り神やシンボルで、
湿地帯とか水辺とか出身がわかるらしい。



そう、文字を持たなかったアボリジニの人々は、
様々な教えや祈りを絵で表現してきたのです。




この森にもありました。彼等の壁画。

動物に混ざって船の絵が。
「きっと航海でやってきた白人の姿を見た時の
驚きを表現したんでしょう」

どんな気持ちで描いたんでしょうか。



何万年も文化を継承し続けた彼等が、
白人によって虐殺されたり、彼等の生活方式に
強制されてから、まだ1世紀経つか経たないか。

ずいぶん前ですが、
「ついこの間まで、原始人の暮らしをしていたなんて進化がない

とダンナが言ったので、

「それは違うでしょう。きっとアボリジニの人達は

物質に翻弄されることを避けて、
崇高な精神を守るために
あえて、平和な生き方を選択し続けてきたんだと思う!


と反撃しました。



文明が発達していること=幸せ。
モノを持っていない=かわいそう。

っていうのは間違っていると、
すごくおこがましい考え方だと、
私は学生時代インドに行って気づきました。

自分が正しいと信じるのは、いいとして、その色に周りも
塗り替えようとするのはNO GOODではないかと…。





さて。感動続きのこの森で、私が最も揺さぶられた光景がこれです。






この樹に出会えただけで、
本当に本当に良かったと思いました。
(仕事休んで来た甲斐があった・笑)



精霊が宿ってます、絶対!
そして優しく見守ってくれてます。

だって拝みたくなるような神々さなのに、
そっと触ると安らぎも感じた
から。

そして、生かされている、という謙虚な気持ちで、
地球と共存するように暮らしていきたい 
不思議とそんな気持ちになりました。

具体的にどうすればいいのか、わからないんですけどね。



杉原さんが「昔はこの樹に男の子をしばりつけ、
成人の儀式を行っていました」と。
3日くらい経つと、ぽーっとしてきて、
精霊が見えるようになってくるんだって。

恐怖を克服して、スピリチュアルな世界にもつながっていく、
それが大人の男だったんですね。

確か3回くらい、そのテスト(?)があり、
合格すると毎回お腹に3本のキズをつけたそうです。

で、キズがないと結婚もだめ。

厳しい?と思いきや、それはそれで個性だから、
アボリジニの人は気にしなかったようです。
男は強くなければ!って強制はなかった。

何か素敵ですね。

わたしは、アボリジニの人達が守って来た生き方に、
人間の本当の幸せのヒントがあると思っています。

あ~、このツアーが終わってしまったなんて残念。
でも最後に行けてラッキーでした。



素晴らしいお天気だったので、帰りに寄ってくれた
ポートダグラスの見晴し台もこんなでした!




夜は、東京からいらしていた知り合いの方と
ディナーしたのですが、
眠くて眠くて。(すみません)

パワースポットを訪れ、私はパワーをもらって元気になる、
とうことはなく、やたらとまったりして
夜はすぐに寝てしまいました(笑)





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Last updated  2008.08.01 14:25:22
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