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テーマ:楽しいNY生活(436)
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今日も夜中にちょっくら散歩をした。 今日はマンハッタンの西側、10th Avenueあたりを歩いていたのだが、 ここは暗くなるとちょっぴり怪しげな人も出没するので てろてろと歩いていてはいけない。 今日も歩いていたら人通りの無い通りの真ん中で スーパーのビニール袋をいくつか歩道において、 前かがみになってじっとしている中年白人男性に遭遇。 何だか気持ち悪いので足早に通過。 (何か気分が悪そうとかそんな感じじゃなかったんだよね。) そして角を曲がってしばらく行くと、 今度は公衆電話のおつり受けに取り忘れた小銭が残っていないかチェックしている 黒人の若いにーちゃんに遭遇。 こういう人は特に危害を加えたりすることはないが、 とにかく足早に通過。 そしてしばらく歩くと、今度は歩道の上に黒いスポーツバッグが落ちているのを発見! 一瞬、「もしかしたら大金が入ってるかも?持って帰ろうかな?」なんて考えも頭をよぎったが、 「でも時節柄、爆弾だったらどうしよう? バッグを開けたとたんに爆発したりして、、、。」 なんて考えているうちに通り過ぎてしまった。 元々、俺は散歩するときもすたすた歩く。 まわりをきょろきょろ観察しながらも歩くのは早い。 しかも頭の中にはあらかじめ今日のルートを考えてあるので 途中で何かちょっとくらい気になるものがあっても よっぽどのことじゃない限り、 立ち止まったりルートを変えて寄り道をしたりすることはあまりない。 すたすた歩いているから、途中で止まれないんだよね。 あっ、と思ったときにはもうそこを通り過ぎてたりして また引き返してまで見るのもなあってことでそのまま行ってしまうのだ。 「あー、やっぱり引き返してバッグの中身を調べた方がいいかなあ?」 「でももし中にお金が入っていたとして、警察に届けるっていっても警察はどこ?」 (アメリカは日本のようにそこかしこに交番があるわけではない。) 「もし警察に届けたとして、あの態度の悪い警察官達に 外国人ということで逆に妙な言いがかりをつけられて怪しまれたりしたら、、、。」 などと歩きながらも振り返り振り返り、頭の中ではしばし葛藤が、、、。 そうこうしているうちに後ろの方に人影が。 「犬の散歩をしている人でもこっちに歩いてきてるのかな、だったらちょっと様子を見よう。」 (ニューヨークでは昼間は仕事してるので夜中に犬の散歩をする人が多い。) と少し離れたところで立ち止まって振り返り、様子を見ていた。 ら、やって来たのはさっき通り過ぎた公衆電話チェックの黒人にーちゃん。 早速立ち止まって中身をチェックしたにーちゃんは そのまま何事も無かったかのようにそのバッグを抱えて歩き出した。 「なーんだ、爆弾じゃなかったか。」とちょっと安心。 「でももしかしたら大金が入っていたのかも?俺ってチャンスを逃した?」 「ま、でももしお金が入っていたのならあのにーちゃんの方が必要としているだろうから良しとしよう。」 と無理やり自分を納得させてまた歩き出した。 中身は何だったんだろう?気になるなあ、、、。 でもあの時、さすがに引き返していってあのにーちゃんに 「バッグの中身は何だった?」って聞けなかったよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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