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umisora1897

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2008.04.11
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カテゴリ:
chuash parkまたまたももちゃんの学校の遠足のつきそいで、こんどはChumash族一日体験、というのをやってきました。
場所は、一時間ほど車で行った海辺の街のなーんの変哲もない公園。(写真左上)
でも、ここはりっぱに1万年前はチュマッシュ族の居留地だったところ。

チュマッシュ族というのはMalibuからSanta BarbaraそしてChannnel Islandsとうい島にかけて住んでいた
ネイティブアメリカンで、意味は貝殻でビーズを作る人。

事務所には定年後に働いていると見える口八丁、手八丁の面白いガイドさんたちがいて、
子供たちにいろんな道具をつかって当時の生活を解説、そして隣接する山の中をハイキング、
植物や動物などの説明をしながら案内してくれました。

上段左から2枚目はチュマッシュ語講座。
チュマッシュ語は文字がなかったわりには研究のウェブサイトがあるくらい、
音としてきちんと記録に残って現在に伝えられています。

その右となりは当時の人たちの世界観。人間たちがいるのはmiddle world。upper world とunder world があって、
下の二つの世界は蛇、上の世界はイーグルがささえています。蛇が疲れて身動きしてしまうとそれは地震となり、
イーグルが羽をうごかすと、月の満ち欠けとなる、と信じられていました。

上段右端は 子供たちがそれぞれ渡された楽器で当時のシャーマンが儀式に使った楽器演奏をしているところ。
セージを焚いて煙でちゃんと場のお清めをしたあと、儀式の歌を習ってみんなで楽器を演奏しながら歌ったり、
夏至の儀式、冬至の儀式、を道具をつかって説明してくれました。

2段目左端は、子供たちが描いてみた当時のシャーマンが描いていたシンボル。
ガーディアンアニマルの力を取り入れるためにつかったり、雨乞いに使ったり。
Eをよこっちょにしたようなのが雨をあらわすのだそうです。

その右隣の写真は食べ物。チュマッシュ族の主食は、オークの木の実。ようは、どんぐり、ですね。
写真のような石臼で挽いて、灰汁をとりのぞいてからスープにして毎食食べたのだそうです。

一族のシャーマンは食品だけでなく薬草の知識も不可欠、レモネードのような味がするレモネードベリー、チェリー、
消炎剤にした薔薇の花びら、赤ちゃんのオムツにした植物、などいろいろな実物に触ったり、味見したりしながら学習。
松の実は人気でしたが、海草はアジア系以外には大不評 笑。矢じりの石はオブシディアン。

その右はアバロン、あわび貝。セージを焚いたり、食器としてつかったり。
今でもセージを焚くのにはアバロンで、とネイティブアメリカンの店では売っていて、
じぇいど♪とちゅまも近所のお店のチェロキー族のおじさんにおそわって、
こーいうのでよく部屋の浄化をしています。

    
     アバロン            ホワイトセージ           浄化セット

3段目左端、上に見える白っぽい乾燥した葉がホワイトセージ。わかりにくいですが、
他に日本でもダイエットで話題になったチアシード、が見えます。

        
      チアシード           大特価なんと105円(@@;)   コチラも在庫処分価格100円!

チュマッシュにとってチアシードはとても大事なもの。遠くへ歩いて出かけるメッセンジャーは、
これを栄養にしたり、目にひとつぶいれてできる膜でほこりをふせいだり。

3段目右端は、木のつるでつくった輪に棒を投げて通す、という遊び。
これは、upper worldに住む2人の兄弟がこのゲームをすることで雷を起こしている、という
神話にもとづくもの。ももちゃんは3発2中!

他に、木の実でつくったゲームで賭け事をしたりしました。
賭けるのは、一人一人選んだチュマッシュのアイテム。
ももちゃんが選んだのは鳥の羽。

ゲームの順番がくると一人一人子供を前に呼び出して、自分のガーディアンアニマルを選ばせます。
躊躇する子は一人もいませんし、コンドル、ねずみ、フクロウ、鹿、アライグマ、など、それぞれなんとなく
自分のキャラクターに合ったものを即答していたのが面白かったです。

ももちゃんももちろん躊躇なくフクロウ!と即答。だってほんとにいるからね 笑
でもちゃーんとももちゃんわきまえてて、そんなことは誰にも言いませんが。

下段左から二枚目の写真、不思議な模様の木が。
これはなんとキツツキがつついた跡なんですって。
こんなに几帳面に規則的につついていくのですね。

学習を終えたら、みんなでメディスンダンスもどき、をおどったり、写真のように全員で一斉にただただ叫びながら
坂を走り降りたり。あんまり楽しそうなので先生たちとじぇいど♪まで混じって上ったり降りたり何往復も
しちゃいましたが、子供たちのタフさにはあきれるばかりw

さあ、じゃあ、かえろっか、と言い始めると、誰からともなく、なんとなく ハ~グ♪
もうおしまいかぁ。せんせー、たのしかったね またこようね、なんて言いながら、
また一時間後にはすぐ教室で再会するのに、なごりおしそうに先生や別々の車に乗って
学校まで戻るおともだちとハグしあう子供たちなのでした(^-^)

☆     ☆     ☆


「この土地は貸すことも売ることもできない。これはわれわれの聖なる土地だ…」
全米図書賞を受賞したピーター・マシーセンが各地の部族―
ミコスキ、ホピ、チェロキー、モホーク、ユロック、カルック、ラコタ、
チュマッシュ、パイウーテ、ショショーニ、ユート、ナヴァホ―に取材した魂の告発書。


残念ながら、チュマッシュ族も他の部族と同様、19世紀にはスペインの修道士セラ神父を
中心とするミッション活動の一行が持ち込んだ伝染病で殆どが病死、残りも近代化するアメリカ人に
同化してしまい、現在ではPOWWOWやこうした活動で細々とその伝統を伝えるのみ、となっています。
先祖・人種は違っても住んでいる土地の大事な歴史。子供たちにはしっかり伝えたいものですね。


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最終更新日  2008.04.11 11:44:25



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