CAPTAINの航海日記

2014/05/14(水)22:43

「福島の真実」が伝わらないもどかしさ

東日本大震災(196)

例の鼻血マンガ(タイトル出すと宣伝になるので自粛します・笑)のせいで、福島県への風評被害がぶり返しつつありますね。福島県ではデスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンが開催されている大事な時期だというのに、よくもあれだけ嘘八百で塗り固められたマンガを「福島の真実」だなんて…信用棄損罪で訴えたいぐらい、あのマンガを出版した会社、作者、あと作中に登場した実在の人物には、本当に腹が立っています。 これだけ腹が立つのは、やはり、私自身が福島県に居住し「福島の真実」をきちんと把握しているからでしょう。例えば今日は福島市中心部の商店街で小学生が一堂に集まって鼓笛パレードが行われました。もちろん屋外での活動でしたが鼻血を出した子供なんて殆どいなかった(いたとしても他の都道府県と有意な差はないでしょう)し、これが私達が日頃目の当たりにしている「福島の真実」な訳です。 とは言うものの、この状況を、県外の人に説明するのは、少々骨が折れることもあります。理由は簡単で、我が国のマスコミは、都道府県ごとに流れる情報がまるで異なるから。どの都道府県のマスコミも、何よりも地元の情報を優先して流します。そして福島県の情報は黙殺される場合が大半…たとえ隣県であっても。だから、福島県民が共有している情報が県外になかなか伝わりづらい一方、ちょっと世間に名の知れている好事家の流した悪質なデマがいとも簡単に信じられたりもします。 あの原発事故では、都道府県の境を越え東日本一帯に放射性物質が飛来したはずです。その点では原発事故は東日本全体が我がこととして考えなければならない問題だと言えるのですが、情報が都道府県単位で区切られているために、福島県だけが十字架を背負わされるイメージがまとわりつくんですよね。今回の一件を契機に、私たち県民が目の当たりにしている「福島の真実」を他の都道府県の人たちにも即座に理解してもらえるようなマスコミのシステムが一日も早く構築されることを、願ってやみません。 心地よい酸味フレッシュな味わい素材の持ち味をいかしお料理をさわやかに。白身魚や野菜など、白や緑の食材に。タマノイ 穀物酢 500ml【東北復興_福島県】

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