CAPTAINの航海日記

2022/05/19(木)11:18

広島市だけじゃない!

その他の都道府県の話(931)

昨日のエントリで広島市のこの1年間の人口減少が酷いことになっていると書きましたが、この現象、多くの政令指定都市が抱えている事象でもあります。全国に20ヶ所ある政令指定都市および東京特別区について昨年4月1日~今年4月1日の推計人口の推移を調べてみたところ、広島市よりも酷い人口減少率を記録している都市が結構あったんですよね。以下、各都市の人口増減について、人口増減率順で紹介しましょう。 1位 さいたま市 1,328,677人 ⇒ 1,335,982人  7,305人(0.55%)増 2位 福岡市   1,615,382人 ⇒ 1,619,893人  4,511人(0.28%)増 3位 千葉市    976,487人 ⇒  976,925人   438人(0.04%)増 4位 相模原市   725,132人 ⇒  725,369人   237人(0.03%)増 5位 川崎市   1,539,127人 ⇒ 1,538,721人   406人(0.03%)減 6位 仙台市   1,094,427人 ⇒ 1,093,543人   884人(0.08%)減 7位 札幌市   1,972,542人 ⇒ 1,970,547人  2,135人(0.11%)減 8位 横浜市   3,775,319人 ⇒ 3,768,363人  6,956人(0.18%)減 9位 熊本市    737,788人 ⇒  736,329人  1,459人(0.20%)減 10位 名古屋市  2,324,757人 ⇒ 2,317,985人  6,772人(0.29%)減 11位 大阪市   2,755,236人 ⇒ 2,744,847人  10,389人(0.377%)減 12位 東京特別区 9,717,683人 ⇒ 9,680,548人  37,135人(0.382%)減 13位 広島市   1,198,023人 ⇒ 1,191,833人  6,190人(0.52%)減 14位 浜松市    787,896人 ⇒  783,564人  4,332人(0.55%)減 15位 岡山市    723,525人 ⇒  718,820人  4,705人(0.65%)減 16位 新潟市    785,627人 ⇒  779,988人  5,639人(0.7178%)減 17位 神戸市   1,519,907人 ⇒ 1,508,996人  10,911人(0.7179%)減 18位 堺市     823,731人 ⇒  817,441人  6,290人(0.76%)減 19位 静岡市    690,568人 ⇒  684,940人  5,628人(0.81%)減 20位 京都市   1,457,905人 ⇒ 1,444,649人  13,256人(0.909%)減 21位 北九州市   933,537人 ⇒  925,002人  8,535人(0.914%)減  ※各市の人口増減は、所属する都道府県の推計人口のデータを使用。ただし北海道は推計人口を公表していないため、札幌市の推計人口のデータで代用した。 そもそも人口が増加している所が4つだけしかありませんでした(涙) 広島市も政令指定都市の中では中位にあり、それよりも酷い減りっぷりを記録している政令指定都市が8つもあるのに驚かされます。 もっともその多くが平成の大合併に伴い政令指定都市に移行した所なのですが、神戸や京都といった老舗の政令指定都市も顔を出している点は、かなり意外に感じました。だって、集計時期こそ異なりますけど、総務省が公表している各都道府県の人口データに対して神戸市や京都市の人口減少率は府県平均よりも劣っている訳ですから。 また、福岡市は地方の政令指定都市としてはかなり健闘しているように見えますが、北九州市の減少ぶりを考えると、ただ単に福岡県内で福岡市一極集中が進んでいるだけのような印象も受けます。私が小学生だった1980年前後は福岡、北九州両市の人口は拮抗していたように記憶しているのですが、それが今では70万人近い差なのだから、何と言っていいのやら… ​【中古】 政令指定都市がめざすもの 地方自治ジャーナルブックレット/高寄昇三【著】 【中古】afb​

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