テーマ:転職・再就職(1112)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、N(22歳・女性)さんから
「連絡が遅くなりましたが、何とか就職が決まりました」 と電話がありました。 キャリ「おめでとう!どこに決まったん?」 Nさん「J社です」 キャリ「えっ!Nさんの希望していた職種と全然違うやん!」 Nさんは当初、調理師の仕事を紹介して欲しいと登録に来られました。 調理師免許も取得していて、調理補助としてホテルの厨房での経験もあります。 調理師の求人依頼はそこそこあるので、普通なら数件候補が挙がるのですが、 ある事情により、正社員(この場合は「社会保険完備の」の意)にこだわったことと、 車がない(バス通勤でも可能な勤務時間であること)ということがネックになり、 なかなか紹介することができないでいました。 「このまま、ずっと働かないわけにもいかないので、 とりあえず求人誌を見て応募したら受かりました。 働いてお金をいただくということは同じなので、ここで頑張っていこうと思います。 条件も良いし、私もそろそろ腰を落ち着けないと」 あれほど調理師の仕事にこだわっていたのに…。 将来、自分で洋食のお店を持つのが夢だと言ってたのに…。 「入社したからにはここに骨を埋める気持ちで頑張ります」とNさん。 その気持ちはたいへん素晴らしいと思いますが、 はっきり言って、それは無理です。そんな仕事なのです。 ずっと立ちっぱなしで、細かい作業を長時間続けるため、目と腰にきます。 骨を埋めるどころか35歳定年制と言われる仕事です。 しかも本人は最初J社と言いましたが、実際はS社というところを通しての勤務です。 「こんな仕事ってせいぜい40前までしかできないじゃないですか、 その後みなさんどうされてるんですか?」という私の問いに、 「さぁ、そんなの考えたこともないですね」ある会社の部長が答えました。 「とにかく目の前にある仕事を精一杯やることやで。 それが、次へつながる一番の近道やから。」とか言いました。 彼女の性格から考えて、多分まじめにずっと35歳くらいまで本当に続けると思います。 仕事さえあれば…。 もちろん やめといた方がええよ… とか言えません。 どっちが彼女にとって幸せなのか誰にも分からないし、 選択したのは本人ですから。 ウチが調理師の仕事を紹介してあげることができたら、どうなっていたのでしょうか。 私も一所懸命やってるんですけど。ごめん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.04.27 23:23:05
コメント(0) | コメントを書く |
|