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2012.05.30
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カテゴリ:unclassified





居酒屋難民 [12/05/18]




 最近のなやみ。日本酒を好きになればなるほど困ったことが・・・

それは、行きたい飲食店の「選択肢」がどんどん少なくなってること。わざわざ足を伸ばしてでも行きたいすばらしいお店との出会いがあった一方で、会社の近くでふらっと行ける「ふつうに好きな店」が激減。ゆえに、同僚と外食したくない状態になっている。なにも豪華なごちそうを食べたいってわけじゃないんですよ。ふつうに、まじめに作られたご飯とお酒を適量楽しみたいだけなんだけど。。。

なぜこんなに選択肢が狭まってきたのか。

そんなに過大な要求があるわけじゃないんです。今の私にとって「行きたいな店」の条件は2つだけ。1つは「うまい日本酒が置いてあること」。もうひとつは「うまい野菜料理があること」。どうですかね。ささやかな要求ではないでしょうか。でも、この2つを両立している店が・・・ホントホント少ないんですよ!

まず、うまい日本酒が置いてあるっていう時点で、たいへん残念なことなんですが・・・めちゃくちゃ選択肢が狭まります。すごくおいしいお料理を出す店なら、なにしろ食い倒れのまち大阪ですから会社の近くにもすごーくたくさんある。でもそんなすばらしい店でも、酒は・・・となると、ビール・焼酎・ワインの3点セットはそろっていても、日本酒は申し訳程度しか置いていないところがほとんど。

日本酒を飲まなかったころ、まあほんの2、3年前ですが、その当時はそんなことは全く気にならず、そういう「食べ物がおいしい」お店にせっせと通ってすごーく満足してたんですが、日本酒を好きになってから再訪してみると・・・あらまあ、決してうまいとは言えぬテキトーな日本酒が1種類だけしかないじゃん!と、初めて気づくパターンの連続。いや、正確に言うと、うまい、まずい、を問題にしてるわけじゃないんです。いくら私の好みと違う酒であっても、店のひとがちゃんとこだわって愛情を持って置いている酒なら、ちゃんとありがたくいただきます。でも、残念ながら「興味がない」「どうでもいい」「そこそこ安けりゃいい」結果、置いてる酒としか思えないんだもん。

 仕方なくその日本酒を頼むこともあれば、ワインや焼酎を頼むこともあるんだけど、いずれも納得がいかずモヤモヤ。日本酒がじわりとブームになっている昨今なのに、この現状、全く改善される気配がありません。

 うまい店って流行ってますから、なにもリスクをおかしてドリンクメニューを変える必要はないから改善されないんだと思われます。でも、でも・・・このうまいアテだったら、「あの酒」さえ置いてあればどれだけ楽しめることか・・・と思うと、まじめな話、どんどん悲しくなってくるのだ。うーん。ホント、店のご主人に声を大にして叫びたい!!

「酒屋さん変えて~!!」

あるいは・・・
「日本酒に力を入れてる酒屋さん、がんばって営業してくれ~!!」

さらにあるいは・・・
「むしろ私に酒の仕入れ任せてくれ~!!! 1カ月でもいいからだまされたと思って~」

ま、ムリでしょうが・・・でもこれホントになんとかならんもんか。なにもブランド酒をずらりと並べろなんていうわけじゃない。1種類でもいいからお店の人がちゃんと実際に飲んでみて納得したうまい日本酒を置いてほしい。安くてうまい酒はホントいっぱいあるんだから。それだけのことで、店も客も酒蔵もみんながハッピーになるのにぃ・・・。

 あ、いかんいかん。つい興奮してアツくなってしまいました。トシとってくると一食一食がどんどん貴重に思えてくるもんだから、不本意な食事をとるとエラく悲しい気持ちになるもんで・・・・失礼いたしました。。。。。。。。

ちょっと冷静になったところで、もう一つのこだわりポイント「うまい野菜料理がある店」はどうか。

 最近、日本酒と同様、野菜もちょこっと流行ってますから、こういうお店はそれなりにあるんですよ。でも問題は、「うまい日本酒」と「うまい野菜料理」を置いてる店というのが少ないんです。

 というのも、いまの日本酒って、前回のテーマでもあった「甘口」「辛口」の範疇ではくくれないような、味のしっかりした「うまくち」のお酒がたくさん出てきています。それはすてきなことなんですが、がつんと味のインパクトがあるうまい酒って、あわせる肴も、焼き肉とか、焼き鳥とか、チーズとか、チョコレートとか、めっちゃがっつりインパクトがあるものが多くなりがちなんですよね。

 もちろん、これはこれですごーく合うと思うんだけど、もうこのトシになると、そんながっつりしたアテは一カ月に一回で十分なんですよ! もっとね、キンピラゴボウとか、卯の花とか、青菜と厚揚げの煮物とか、五目豆とか、ヒジキ煮とか、「ごちそう」じゃない「ケ」のアテでゆるゆる飲みたい。正直言うと、刺し身ですらけっこうキツイんですよね。。。トシとると、生魚ってなんだか重たい感じで舌とお腹に残る。。。あれは実は若い人の食べ物なんだなあと、おばさんは遠い目になるのでした。。。。

 でも、そんな地味アテじゃあ、お客さんをひきつけるインパクトに欠けるうえ、値段も高くは取れないですもんね。商売としてのうまみがなさすぎます。おそらくはそのような理由で、最近日本酒を置き始めたお店って、がっつりした華やかなアテを出すところが多い。もちろん、そういうお店のおかげで日本酒の楽しさが多くの人、特に若い人に伝わる効果は大きいと思うんですが、もっとなんていうのかなあ、、、、ふつうにちゃんとした酒を、ふつうにちゃんとした肴で楽しめるお店が増えたら最高なんだけどなあ。だって日本酒って本来、ケの「総菜」に合わせて、普通の人が普通に自宅で楽しんでたんだと思うんですよね。まあそんな地味に飲みたいなら家で飲めよって言われそうですが。でもね、地味だからこそごまかしがきかないものだから、プロのつくったうまい総菜を食べると感動もひとしおなんですよね・・・・。で、そこに絶妙の燗酒があれば・・・・ひねくれもんの私も、他に必要なものなどなーんにもないと素直に思える。で、伸びやかな自由な気持ちになるのです♪

 なーんて考えていると、またまた大阪・南新町の「蔵朱」さんから、私の心の声が聞こえたかのようなお誘いが!

 「こんど『だしと日本酒の会』っていうのやるんですけど、来ませんか?」

 なんと、だし! 私が日本酒に合わせたかったのはせいぜい「野菜」でしたが、「だし」ですよ! すごそうです。ついていけないかもしれません。しかし・・・この会へ行かずしてどこへ行くか! 

 というわけで、驚きの会の模様は次回!



次回へ続く









稲垣 えみ子(いながき・えみこ)プロフィール


1987年に朝日新聞記者となり、社会部、週刊朝日編集部、大阪版編集長などを経て、2010年4月から地域ニュースディレクター。プライベートではヨガインストラクターの資格を持つ健康マニアで、生ゴミ堆肥によるベランダ菜園と、裏山(六甲山)登山が趣味。



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最終更新日  2012.05.30 10:15:11
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