ワーカホリックス・パラダイス

私の持論の一つなんですが、

「仕事と趣味の違いは、

仕事はお金を貰ってやること、

趣味はお金を払ってでもやること」です。

今までそう言って部下の指導をしてきました。


そして、改めて気付いたのですが、

多分、子どもたちにも

知らず知らずにそう言う教育をしているような気がします。



だって、

「やらなきゃいけないことをしない子は

やりたいことをやらなくてよろしい！」

っていうルールが我が家にはありますから。


でも、本当は子どもたちには

やらなければならないことを好きになってもらうように

育てないといけないんだな、

それが本当に子どもたちへのプレゼントになるんだな、

と、最近反省しています。




また、自分の好きなこと、つまり、

お金を払ってでもやりたいことをやって

お金を貰えるようになったら

人生って、バラ色になりそうだな、

とも考えています。

（今までそんなこと考えなかったこと自体がワーカホリックなんですが。。。）



少し前ですが、

あるクライアントの社員が私に言いました：

「僕も高岸さんみたいな仕事の仕方ができるようになりたいです。」

「はあ？」と、促す私に彼はこう説明しました：

「自分で仕事を選んで、

やりたい所で、

やりたい人とだけ仕事をするのって、

最高にカッコいいです。

でも、それって、実力が無いとできないですよね。

僕には無理なので、

憧れて、観ているだけで少しだけあやかっています。」



。。。この人、前半は良かったんですが、後半がよくない。

自分に暗示をかけています。



でも、彼に訊いてみました。

「では、あなたが本当にやりたい仕事って何ですか？」



。。。しばらく答えに困っていました。



つまり彼は、

そもそも「仕事＝やりたくないことをすること」だと思い込んでいるんですよね。



彼は大抵の人がそうであるように、

学校を出たから就職して、

職場で色々学びながら過ごし、

最初は「こういう業界に入りたい」とか、

「こういう仕事がしたい」

という希望に胸を膨らませて就職したはずなのに、

いつの間にか日常のルーチンとして、

あるいはわずかな週末の自分だけの時間を楽しむための資金稼ぎのために？

あるいはそれすらも無く、

ただ、「働いた方が働かないよりもいいはずだから」

働き続けて来てしまったようです。


そんな中で彼は残念ながら、

すっかりと「自分の願望が何なのかも忘れてしまった」ようです。


限りある命なのに、

毎日が「生きている」だけで、

「生きてやる」の心意気が。。。残念ながら感じられません。


私のラッキーは癌になったこと！


私は幸い、

夫婦揃って癌になるというハプニングに見舞われたお陰で

「生かされている」だけの人生では、

「生きている」だけの人生では

悔いが残る！！！ということを、

切羽詰まって初めて自覚しました。



人間、死なない人は居ないので、

（未だかつて地球の歴史の中で死ななかった人は居ませんよね）

誰でもそう言う意味では限られた時間しかないのに、

「あなたは癌です。２年生存率２％以下です」

と言う言葉を元旦那が宣告されて

初めて命がいかに限りあるものかを自覚した私たちは、

まだラッキーな方だと思います。



また、それを自覚してから「やりたいことだけを優先的にやろう！」

と、能動的に生きることをし始めた私たちを観て、

「君らは本当にラッキーだね。

２年しか無いと思っているから

もの凄く濃い生き方をしている。

それに比べて、

『あと４０年はある』なんてタカを括っている俺は

自堕落な毎日だ。。。」

なんて自虐的なことを言っていた友人も居ましたが、

彼はその後も『自堕落な毎日』を送っているみたいです。




意識が『生きている』から

『生きてやる』に変わると、

自分の中にある本心を大切にし、

本当にやりたいことをする勇気がわいてきます。


不思議と他人にどう思われる、とか、

他人の気持ちとかは

全く気にならなくなります。



極端に言うと、

『嫌われてもいい』とか

『迷惑をかけても赦してもらおう』

ぐらいの図々しさまでが身に付きます。


そして実感します。

心の底から自分がやりたいことだけに熱中している時にこそ

流れる時間を全て忘れて

体の全ての細胞で

幸せと満足感を感じることが出来ます。



先日、友人に『ソース』という本を薦められました。

彼が言うには

「このソースという本は、自分の中に確かに存在する

ワクワク感を思い起こさせてくれる内容になっています。

「人が取るべき責任ある行動はただひとつ。

自分が心からしたいことをすることである。

それが人生で責任ある行動であり、その人があう最高の責任である」

本当にその通りだと思います！」



このソースに書かれている

「ワクワクを発見する質問27個」をシェアします。

自問自答すると、

「自分の好きなこと、

ワクワクすること、

原点にあるもの、

子供の頃に好きだったものが

不思議なくらい湧き上がってきます。」

と、友人は言います。


私は８歳の娘にも訊いてみました。

それはそれで彼女のことをより深く知る、

いい機会でした。

（彼女は私が思っている以上に家族を大事にする、

しっかりとした素晴らしい人格を持つ人でした）




では、２７の質問です。

１．好きな趣味は何ですか
２．戸外でどんなことをするのが好きですか
３．誰といるのが楽しいですか
４．どんな場所にいるのが楽しいですか。それはどこですか
５．好きなテレビ番組は何ですか。映画は？
６．好きな本はどれですか。漫画は？
７．好きな屋内の遊びは？屋外の遊びは？
８．好きなスポーツは何ですか？
９．どんな音楽が好きですか？
１０．どの動物またはペットが好きですか？
１１．自分のしたいことを自由にできるとしたら何をどうしますか？
１２．あなたの人生の中で重要なことは何ですか？なぜ重要ですか？
１３．いままで楽しかったのはいつですか？何故楽しかったのですか？
１４．最高の気分を味わうのはどんなときですか
１５．何に触るのが好きですか
１６．何を聞くのが好きですか
１７．何を見るのが好きですか
１８．いっしょにいて楽しい人のどこ（性質）が好きですか
１９．小さい頃、何をするのが好きでしたか。中学や高校の頃は？現在は？
２０．どこでも好きなところに行けるとしたらどこに行きたいですか？
２１．乗り物では何が好きですか
２２．何かを変えることができるとしたら、何を変えたいですか
２３．親友は誰ですか
２４．これがあればとっても幸せになれるんだが、というものは何ですか
２５．あなたが夢中になっていること、好きでたまらないことは何ですか
２６．どんなときにすべてがうまくいって満足だと感じますか
２７．これまでの人生を振り返って心がゆったりと落ち着いて平和な気分を味わったのはいつですか。その時なにをしていましたか



いかがですか？

私は改めて自分が『着道楽』であること。

実はこうしてブログを書いたり、

ビジネスについて考えることが実はすごく好きだと言うことを知りました。

ついでに、やっぱり私は仕事をするのが好きな、

真性ワーカホリックだとも思いました。

あと、やっぱりテコンドーも好きです。

筋トレも楽しいです！！！

要は、自分の体や生活を

実はコントロールするのがどうやら好きみたいです。




また、子どもの頃なりたかった外交官に、

実は自分の専門分野で既になっている！

と言うことにも気付きました。

あなたはどうですか？